“消えたい”症候群 リストカットとオーバードーズ 生への処方箋を考える

山本紀子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784876524679
ISBN 10 : 487652467X
フォーマット
出版社
発行年月
2006年05月
日本
追加情報
:
19cm,238p

内容詳細

死にたいんじゃなくて、消えたい…。絶え間ない不安と寂しさを埋めるために手首を切り、精神安定剤の大量服薬を繰り返す若者たち。彼らはなぜそこまで追い詰められるのか。様々な若者を取材し、その答えに迫った書。

【著者紹介】
山本紀子 : 1966年東京都生まれ。国際基督教大卒。89年に毎日新聞社入社。津支局、中部本社報道部、千葉支局、東京本社社会部、シドニー支局などを経て現在、東京本社外信部所属。社会部時代は主に医療過誤、生命科学、司法、精神医療などの分野を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いくら丼 さん

    一ヶ月以上かけて、やっと読み終えました! ふう……良い本ですが精神的に疲れてしまうので、数日連続で読むのもつらいですね(笑)以前に読んだ精神科医による『リストカット』で、別の立場にも触れたいと書きました。こちらの本は当事者に取材した記者によるものです! わーい! "はじめに"も何もなくいきなり取材を取り上げて並べるのが、まずは先入観なく見てくださいという構成で素敵です。自傷者本人だけでなく、親はもちろん様々な角度のサポーターまで、多くの"現場"と想いが垣間見えて、生々しいながらも理性的でもある良著でした。

  • ノエル さん

    読みました!生々しかった。ほんとに。人間って大変だし難しいねほんと。

  • しば さん

    図書館本。この類の本を読むたびに卒業式まで死にませんに感化された人達に会う。同志なのだ、と、。 生きているだけで良いと思えたらなぁ。

  • 城 マリカ さん

    自傷行為をする人たちの背景や心理がとても細やかに取材されています。わたし自身10代〜20代にかけてリストカットを軽くやっており、抗うつ薬を200錠がば飲み(オーバードーズ)して集中治療室で生死の境をさまよった経験もあります。もうやらないと誓っても何かの拍子にまた軽くODしたくなる、してしまう……そんな自身のことを理解したくて本書を手に取りましたが、深刻なODに至ったのには『生死への賭け』という気持ちが確かにあったと気づきました。『生き延びるための自傷』という洞察はじつに的を射ておりオススメの良著です。

  • KounoNao さん

    中盤、著者のみで書いている箇所(前半は自傷者への、後半は傷つくこどもたちに対応する人たちへのインタビューでできていて、読みがいがありました)に、可能性としての怖さを感じた。自傷や服薬についてのいくらかの見解(全体として断定)は、手に取る人によっては偏見の裏打ちになれる気がして。悲しいながら好きなところを拾い読む人は多いから。すべての自傷者が同じではないのだ、という視点が、私個人としてはほしかった。首を絞める綱は、文章からも生み出せる。あと引用されたCoccoの歌は「風化風葬」で水葬ではないのだけど…な。

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山本紀子

1966年東京都生まれ。国際基督教大卒。89年に毎日新聞社入社。津支局、中部本社報道部、千葉支局、東京本社社会部、シドニー支局などを経て現在、東京本社外信部所属。社会部時代は主に医療過誤、生命科学、司法、精神医療などの分野を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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