昭和の商店街遺跡、撮り倒した590箇所

山本有

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909926272
ISBN 10 : 4909926275
フォーマット
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
176p;22

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ma-bo さん

    同出版社の昭和遺産巡礼が面白かったので。著者は香ばしい町並みというブログに昭和レトロな町並みや建物を紹介されている方。本書はその中でも急速に姿を消しつつある、商店街にスポットを当てセレクトした108ヶ所を写真と文章で紹介。昭和遺産という言葉を超え、遺跡と表現してていいほどの貴重な佇まいの商店街も。すでになくなっている商店街も多数あり。貴重な記録と思う。単純に大型店舗等に客を奪われていっただけでなく、創業した店主たちが引退、後継ぎがいなくて閉店、いわゆるシャッター通りになり閉鎖・消滅していったのだろうな。

  • もんらっしぇ さん

    先日、下北沢の駅を通りかかって、あまりの変貌ぶりに驚いてしまった私…(-_-;)いやいや小田急線の地下化は避けて通れなかったのは理解できますし空いたスペースの有効な使い方も想定された範疇で納得感もあるとはいえ…古い商店街が消えてなくなるのは、何とも言えない寂しさを感じるのです…それもこれも年齢を重ねてきたせいなんでしょうかね〜。そんなこんなで偶然手に入れた本書。「今撮らなければ、消えてしまう」という切羽詰まった気持ちから、昭和レトロな商店街を撮りまくってネット上に掲載し続けている著者さん。→

  • アンゴ さん

    ★★★★☆ 今に残る昭和に栄えた商店街や市場の現在の姿を写真で紹介。全国探訪した590箇所から108箇所を厳選。巻末資料として訪問済み590箇所のリストあり。但し、その後再開発され消滅したところも含む。 若い頃は目新しくきれいなものを好み、前時代の遺物を時代遅れと貶めていた自分がこうした昭和遺跡にノスタルジーを感じる世代になった。昔の最盛期当時の写真が見られないかと思ったが、それはないものねだりだった。AIによるカラー化が進んでいる昨今、近い将来に過去と対比させた写真集とかに期待したい。

  • 百舌鳥隆 さん

    私は昭和46年生まれで、著者の山本さんとは四つ違いのほぼ同世代。昭和の香りがする店や街並みが大好きという気持ち、よくわかる!本書で取り上げられているような昭和の商店街に共通しているのは、やはり「人のぬくもり」だと思う。そんなぬくもりを感じさせてくれる店や街並みが消えていくのは、とても寂しい。でも、山本さんのような方の活動のおかげで記憶がとどめられる。この本を読んで、私も古くからある商店街を巡りたくなった。本書終わりの方に、商店街巡りの方法が具体的に詳細に書かれているのも、とてもありがたい。

  • Koki Miyachi さん

    日経で紹介されていたため手に取ってみた。消えつつある商店街を根気よく撮影して残してきた努力には頭が下がるが、整理の仕方には少々疑問を感じた。基本的には商店街の写真とコメントだけなのだが、それだけではどうもイメージが湧いて来ない。読者として、それ以上知りたいとも感じない。その土地のコンテクストや商店街の平面や、どういう発展を遂げたかなど、歴史的、都市的、文化的、地政学的な分析をもう少し掘り下げてほしかった。さもないと、単なる古い商店街の写真が沢山載っているだけの本になってしまって勿体無いと思うから。

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