りそなの会計士はなぜ死んだのか

山口敦雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620316468
ISBN 10 : 4620316466
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
追加情報
:
20cm,190p

内容詳細

りそな銀行の実質国有化が発表される直前、りそな担当の公認会計士が「自殺」した。他殺説が囁かれる中、会計士の死をスクープした記者が真相を追い、日本の経済危機の底知れぬ闇を抉る。

【著者紹介】
山口敦雄 : 1974年生まれ。米国テネシー明治学院高等部、明治学院大学法学部法律学科を卒業。毎日新聞エコノミスト記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えちぜんや よーた さん

    13年も前の本を図書館から釣り上げてきた。第2章「会計士の世界」を読んでいると、古きよき時代の馴れ合い監査から厳格監査の時代への過渡期が未だ続いている気がする。一連の東芝の粉飾会計問題について検察庁と証券等取引等委員会が歴代社長を起訴するかどうかで激しいバトルがくりひろげられていると聞く。1人の公認会計士の自殺をテーマとした本だが、放置しておくと、「日本の企業は粉飾決算多く、証券取引所は地雷原だ」と外国人投資家に皮肉られとてしまう。結果、日本国内にお金が流入せず、下々の生活が困ってしまう。早く何とかして!

  • こうせいパパ さん

    会計制度変更の過渡期に起きた事件。りそな国有化のポイントは繰延税金資産の捉え方だったと言われるが、担当の会計士はなぜ死んだのか。なぜ自宅マンション12階から飛び降りたのか。結局その理由は明らかになっていない。

  • 貧家ピー さん

    りそな銀行が国有化される前に、会計士が自殺していたのか。厳格な監査と人の情に流される感情の間に揺れるのは分かる気はする。 会計士と言えども人間。

  • くろっぽじん さん

    真相は結局不明。当該会計士はプロフェッショナルだった。しかし、政治や協会、組織、銀行の様々な不正に思い悩んでいたことが推測される。母親の、「生きていてほしかった」というコメントが胸に突き刺さった。

  • ハティー さん

    意外な結末だった。ドラマみてるよう気持ちで一気に読み終えた。

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人物・団体紹介

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山口敦雄

1974年、埼玉県に生まれる。米国テネシー明治学院高等部、明治学院大学法学部法律学科を卒業。毎日新聞社『エコノミスト』編集部で、記者として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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