カワウソ村の火の玉ばなし

山下明生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784759222562
ISBN 10 : 4759222561
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
32

内容詳細

昔、カワウソ村と呼ばれ、村人はお宮に入れないなど、差別されている村があった。ある年、カワウソ村の才三は宮相撲が見たくて…。福岡県筑後地区の古老の語りを採録した民話集の1篇を、読みやすく再構成した絵本。

【著者紹介】
山下明生 : 1937年、東京に生まれ瀬戸内海の能美島に育つ。児童文学作家、翻訳家として活躍中。児童文学として『うみのしろうま』(理論社/絵・長新太/第11回野間児童文芸推奨作品賞)、『海のコウモリ』(理論社/絵・宇野亜喜良/第16回赤い鳥文学賞)、『カモメの家』(理論社/絵・宇野亜喜良/第32回日本児童文学者協会賞/第15回路傍の石文学賞)。絵本は『はんぶんちょうだい』(小学館/絵・長新太/第24回小学館文学賞)、『まつげの海のひこうせん』(偕成社/絵・杉浦範茂/第6回日本の絵本賞絵本にっぽん大賞)など、数多くの作品がある

長谷川義史 : 1961年、大阪生まれの大阪育ち。グラフィックデザイナーからイラストレーターへ。現在は絵本作家として活躍中。主な絵本に『おたまさんのおかいさん』(解放出版社/第34回講談社出版文化賞絵本賞)、『かあちゃんかいじゅう』(ひかりのくに/作・内田麟太郎/第14回けんぶち絵本の里大賞)、『おたすけてんぐ』(教育画劇)、『ぼくがラーメンたべているとき』(教育画劇/日本絵本賞/第57回小学館児童出版文化賞)、『いいからいいから3』(絵本館/第19回けんぶち絵本の里大賞)など、数多くの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ままこ さん

    福岡県筑後地区の古老語りを採録した「被差別部落に伝わる民話」の一編を絵本にしたもの。差別に対する群衆心理が恐ろしい。いくら火の玉避けをしようともバチは当たるのだ。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ) さん

    福岡県に伝わる昔話。明治時代の部落差別の話で、ただカワウソ村の出身っていうだけで、そんな酷い差別や虐待があったとは驚きでした。長谷川さんの絵がとて合っていました。人権問題として子供にも分かりやすい内容になっていると思います。虫けらのように扱って、人が一番汚い。

  • とよぽん さん

    しほきちさんのレビューを読んで。長谷川義文さんの絵が、今回は凄い形相と迫力で「差別はダメだ!!」と訴えてくる。福岡県に伝えられている被差別村の民話を絵本にしたものだという。うちの中学校の蔵書になっているかな。生徒にすすめたい。

  • わむう さん

    人権の関連本として購入。明治時代の被差別部落の民話。カワウソ村に住む人たちは「穢れた血」と蔑まれ、お宮に入ってはいけない。しかし年に一度行われる宮相撲に参加をしたい才三。ほっかむりを被って参加し横綱に勝ったが負けた腹いせに横綱にカワウソ村の人間であることを民衆の前でバラされリンチにあい殺されてしまう。才三の「わたしゃ、れっきとした人間でございます」の言葉が被差別部落村の全ての人々の叫びなんだろう。

  • nanmatuko さん

    被差別部落に伝わる民話に基づいて書かれた絵本。虫けらのように扱われた昔の人々の恨みや怒り。子供達が被差別部落問題について知るきっかけになればいいなと思います。

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人物・団体紹介

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山下明生

1937年東京生まれ。少年時代を瀬戸内海の能美島ですごす。京都大学文学部仏文科卒業。1973年『うみのしろうま』(実業之日本社)で野間児童文芸推奨作品賞、1975年『はんぶんちょうだい』(小学館)で小学館文学賞、1992年『カモメの家』(理論社)で野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞など受賞多数。2

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