「よい子」が人を殺す なぜ「家庭内殺人」「無差別殺人」が続発するのか

尾木直樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862280244
ISBN 10 : 4862280242
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
19cm,242p

内容詳細

近年、少年による親殺しや若者の無差別殺人が目立っている。彼らは、かつての「ワル」と違ってみな普段はよい子だったが「挫折」している。事件を通して、勝ち組、負け組の風潮やカプセル化した家庭の本質を考える。

【著者紹介】
尾木直樹 : 現在、教育評論家、臨床教育研究所「虹」所長、法政大学キャリアデザイン学部教授、早稲田大学大学院教育学研究科客員教授。滋賀県に生まれる。早稲田大学教育学部卒業後、海城高校、東京都公立中学校教師を経る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • katoyann さん

    2008年刊。無差別殺人事件や家庭内殺人事件の報道を事例としながら、学歴至上主義の親のもとに育った少年が自己肯定感を奪われて、やがて殺人に至るという話を展開している。事例の選び方に恣意性を感じるので客観的に何が言えるかは難しいところもあるが、子どもが自分のあるがままを認められないという状況に問題があること、そして市民としての子どもの権利保障が重要だという主張には共感できるものがあった。

  • たま さん

    読了。一般論の見直しに適している。「よい子」は必ずしも心根が良いというわけではなく、よい子の演技をしている(あるいはさせられている)場合も多々ある。一方で心根が良い子でも生育環境によって歪められることは大いにありうる。親として自戒せねばならないと気を引き締め直した。

  • 新橋九段 さん

    犯罪学の素人が考えそうな原因論のオンパレードという意味では、百科事典的な価値があるかも。

  • 鈴 さん

    よい子じゃなくても犯罪を犯すよ。結局親はどうしたらいいんだ。

  • cochon_voyage さん

    「家族病理」…「社会病理」…『人間というものは、その生育歴の中で、他者から丸ごと愛されることや、認められる体験が重要…自己の心情をあるがまま素直に開示できる"人間らしい人間"に育てるためにも、自尊感情はいかに重要な要素か…』

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人物・団体紹介

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尾木直樹

1947年、滋賀県生まれ。教育評論家、法政大学名誉教授。東京都立図書館名誉館長。臨床教育研究所「虹」所長。早稲田大学卒業後、中高の教師として22年間、子どもを主役としたユニークで創造的な教育実践を展開。現在は「尾木ママ」の愛称で、情報・バラエティ・教養番組・CMなど多数出演し親しまれている(本データ

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