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「ストーカー」は何を考えているか 新潮新書

小早川明子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106105678
ISBN 10 : 4106105675
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

五百人ものストーキング加害者と向き合い、カウンセリングなどを行ってきた著者が、彼らの思考パターンと危険度、実践的対応を多くの事例とともに解き明かす。今や「ストーカー」をめぐるトラブルは年間二万件。なぜ彼らは常識を踏み外すのか、警察は後手に回るのか、その時どう対処すればいいのか―老若男女を問わず、誰もが当事者となりうる時代の必読書。

目次 : 第1章 なぜストーキングするのか―現代社会の諸相/ 第2章 女性ストーカーは男性とどう違うのか―異なる傾向と対応/ 第3章 タイプと病態をどう選別するか―「依存症」と「病気」の狭間で/ 第4章 危険度をどう見分けるか―行動レベルと心理レベルの三段階/ 第5章 警察の対応はなぜ後手に回るのか―民事と刑事の境界で/ 第6章 カウンセリングはどう行われるか―「ヒューマニティ」の方法論/ 第7章 個人と社会はどう対応すべきか―ストーカー問題への実践と提言

【著者紹介】
小早川明子 : 1959(昭和34)年生まれ。中央大学文学部卒。ストーカー問題をはじめDVなど、あらゆるハラスメント相談に対処するNPO法人「ヒューマニティ」理事長。1999年に活動を始めて以来、五百人以上のストーキング加害者と向き合い、カウンセリングなどを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    誰か分からないけど私は追いかけられている。性別を問わないストーカーと向き合ってきた小早川明子氏。加害者は自らをストーカーと気づいているのか。なぜ止めることができないのか。警察や行政はなぜ助けられないのか。その中での解決策はあるのか。皆が記憶している事件などが語られています。内容には受け入れがたい箇所もあるけれど、それが現実。当事者になったと想像すると恐怖しかありません。思い込んだら周りが見えなず、衝動を止められない。自分は正しく相手は勘違いをしている。孤独、弱さ、依存症。カウンセリングの必要性を感じます。

  • GAKU

    500人ものストーカーと向き合い、カウンセリングを行ってきたカウンセラーの著書。色々なストーカーの例とそれにどのように対処してきたかが書かれています。特にストーカー側の考え方、心理状態が良く分かりました。自分はストーカーになる事は間違っても無いとは思うのですが。何かのスイッチが入ってしまうと、誰でもなり得るものなのでしょうかね。つくづく人間って複雑で恐いなと感じました。

  • a

    ストーカー行為の被害者だけではなく、加害者ともカウンセリングを行ってきた著者。描かれている加害者心理を、今まで人生で自分自身の中に全く持ち得た事がないと言い切る事のできる人間がどれだけいるだろう?それでもストーカー行為に至らない人間が大多数。至ってしまった加害者とは、全力で関係を断ち切るしかない。人との距離感を誤る事は、恋愛関係に限らず、職場の人間関係・あらゆるコミュニティで困難を招く。多くの人と社会と関わっていく為に、初期段階である程度の武装は必要不可欠。無防備では被害者になる確率が高まるのが現代か。

  • katoyann

    ストーカー加害者のカウンセリングや被害相談など、ストーカーの対策支援を行っている心理カウンセラーによるストーカーについての本。解説書というよりは、事例集として読んだ。用もないのに一日5回以上メールするような人とは付き合わない方がいい(45頁)とあり、そうだろうなと思う。また、三日待っても返信がなければ、好意がないと理解すべきで、それ以上メールしようとする人はストーキングの傾向がある、とのこと。自己愛性人格障害など、様々な個人的気質もあるのだろうが、支援の大変さを想像しました。なお、事例はやはり怖い。

  • fu

    加害者は元々他者からの承認欲求が満たされておらず、被害者に否認されることで自尊心が傷つき、ストーキング行為に及ぶ。加害者の内面の問題が表面化しただけで、被害者は鏡みたいなもの。加害者の心理が理解できるかと思って読んだが、結論から言うと、加害者の根底にある思考回路が理解できなかった。ただ苦しんでいるのは被害者だけではなく、自分自身を肯定できないでいる加害者もまた、被害者を巻き添えにしてまでももがき苦しんでいるのだということはわかった。

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