ビオレタ

寺地はるな

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591145616
ISBN 10 : 4591145611
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
222p;20

内容詳細

婚約者から突然別れを告げられた田中妙は、道端で大泣きしていたところを拾ってくれた菫さんが営む雑貨屋「ビオレタ」で働くことになる。そこは「棺桶」なる美しい箱を売る、少々風変わりな店。何事にも自信を持てなかった妙だが、ビオレタでの出会いを通し、少しずつ変わりはじめる。人生を自分の足で歩くことの豊かさをユーモラスに描き出す、心のすきまにしみこむ温かな物語。第四回ポプラ社小説新人賞受賞作。

【著者紹介】
寺地はるな : 1977年佐賀県生まれ。会社勤めと主婦業のかたわら、小説を書きはじめる。『ビオレタ』で第四回ポプラ社小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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寺地さんのお話は優しいお話が多くて好きで...

投稿日:2021/06/24 (木)

寺地さんのお話は優しいお話が多くて好きです。婚約者に振られた主人公が拾われたのは変わった店主がやってる変わったお店。そこで少しずつ成長して人間関係を築いていく様子が素敵です。

ぽん さん | 岡山県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ウッディ さん

    客の大切な物を入れるための「棺桶」という美しい箱を売る「ビオレタ」という雑貨屋で働くことになった妙は、店主の菫、元旦那の千歳、息子の蓮太郎に囲まれ、自分の居場所を見つけていく。主人公妙の不器用で後向きな心が、少しずつ解されていく様子が、丁寧にユーモラスに描かれています。妙の心のツッコミが、ブラックで笑えました。おまけの短編は、「ビオレタ」を訪れる客の立場から描かれた物語で、ウルッとしました。

  • おしゃべりメガネ さん

    ココロをサラッと浄化してくれる寺地さん作品で、デビュー作です。相変わらずモヤモヤした人間模様を書くのが本当に上手で、そのモヤモヤ感も読者にストレスを与えないレベルなのが素晴らしいですね。婚約者に突然フラれ、失意のまま流れで雑貨屋で働くコトになった「妙」と雑貨屋の店主「菫」との交流がなんとも可笑しいです。そんな二人に関わってくる二人の男性「千歳」さんと「連太郎」もいい雰囲気出してくれてます。正直、やさぐれキャラの「妙」の言動に少しストレスを感じましたが、周りのキャラがステキすぎて気にならなくなりました。

  • yanae さん

    ずっと気になっていた寺地さん。アンソロジー以外で初読みです。素敵な話でした。仕事までやめていたのに婚約者に別れを告げられた主人公の妙。道端で泣いていたのを「ビオレタ」という雑貨屋の店主菫に拾われ、お店で働くことに。妙が強く変わっていく姿を描いている。新しい恋人や家族、そして菫さんとの関係が徐々に変わっていくのが素敵。特に両親との会話は素敵だったな。千歳の、人は淋しいのが当たり前、だからこそ繋がりを感じた時に嬉しく思うんだって言葉が印象に残りました。妙と菫さんも幸せになりそうでよかった。好きなお話でした。

  • mariya926 さん

    婚約破棄されて道端で泣いていた時に連れていかれたのが『ビオレタ』という雑貨屋さん。そこでアルバイトを始めた主人公がゆっくり再生されていく物語です。千歳さんがまともで良かったです。まともだったので、大人の恋愛って感じで楽しめました。『庭』という表現が良かったですし、母親や父親と本音を話し合ったことで、誤解も解けました。結構幼い時からの思い込みってあるんですよね。しかもその影響を受けて『自分はこうだ!』と決めつけてしまっている部分が。棺おけが少しづつ売れいている状況でアルバイト代を払って残るのか気になりました

  • kotetsupatapata さん

    星★★☆☆☆ 昨年から追っかけ読んでいる寺地はるなさんの2015年に書かれたデビュー作。 正直ビミョーな読み口。 主人公の妙を筆頭に菫も千歳も面倒臭い性格で、感情が入り込めませんでしたし、所々でてくる比喩的表現も理解できませんでした。 この本を最初に読んでいたら、その後追っかけ読むことは無かったかな? そう思うと自分の感性に合った本に出会うのって奇跡に近い事なのかもしれません

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人物・団体紹介

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寺地はるな

1977年佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2021年『水を縫う』で河合隼雄物語賞受賞。2023年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞九位入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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