やわらかい砂のうえ

寺地はるな

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396635893
ISBN 10 : 4396635893
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
247p;19

内容詳細

砂丘の町で育った万智子は大阪の税理士事務所で働く24歳。顧客のウェディングドレスサロンのオーナー了さんに頼まれ、週末だけお手伝いのアルバイトをすることに。了さんに連れていかれた「あつまり」で万智子は美しくてかっこいい年上の女ともだちに出会う。そんなある日、サロンに早田さんという男性が現れ、人生はじめての「恋」のときめきを感じる万智子だったが…。きれいになるのは誰のためかをぜったい間違えたらあかんで―自分を好きになりたい万智子の、小さな勇気を抱きしめたくなる成長物語。

【著者紹介】
寺地はるな : 1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ちょっとうじうじして思える主人公だけど共...

投稿日:2021/06/23 (水)

ちょっとうじうじして思える主人公だけど共感できる部分もいっぱいあります。相手の青年、最初はいい感じだったんだけど、主人公が覚えた違和感、分かります!!!

ぽん さん | 岡山県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • fwhd8325 さん

    ちょっとイライラする主人公のようですが、自分を見つめる、自分を愛する成長の過程は、瑞々しく感じます。やっぱり寺地らしい物語だなと感じます。主人公は、不器用ではなく、自分に自信がない、もっと自分を大切にしていいんだよと物語は教えてくれます。それは、誰にでも思い当たるもので、物語の後半は、どこか自分自身と重ねて読む人もいいんだと思います。お父さんも本多先生もいい味出していると思いました。

  • いつでも母さん さん

    人はどこからでも『新しい一歩』を踏み出すことが出来る。誰かの眼を通しての自分じゃなくて、自分の好きな自分でいたい―地元で生まれ育ち嫁いでここまで来た私。24歳の頃どんなだった?寺地さんの作品はいつもちょっと考えさせられる。真面目だったり正義だったり・・どこか僻んだり歪んでいる自分の内面と向き合うのだ。完璧などない。その都度迷い悩み、それでも自分の足に合った靴を履いて来た。懐かしい靴もあるがそれは今の私には似合わない。それでいいのだと独りごちる。

  • mint☆ さん

    税理士事務所に勤めている24歳の万智子。間違ったことをしている人を受け入れられない。色々頭でっかちに考え過ぎで、友だちや彼氏には面倒くさいとか傲慢だとか鬱陶しいと言われてしまう。でも何でも言ってくれる友だちっていいな。そうやってもまれて成長していく。たとえ大人になってもやわらかい砂の上を一人で歩いていく。でも隣には信頼できる人がいる。素敵だ。途中まで他人に価値観押し付けるなよ!と思いながら読んでいたけれど、最後までくると頑張って!と応援したくなる。寺地さん初読みでしたが他も読んでみたくなりました。

  • tetsubun1000mg さん

    ウエディングドレスの話が出てきたので先に読んだ「水を縫う」を思い出したが全く違う展開の物語でした。 主人公は自分の気持ちを閉じ込める生き方をしていたが、仕事先でのつながりで自分の気持ちに忠実ないろんな年代、職業の女性と出会う。 出会から自分の気持ちを表していくことを選んでいくと周囲の人たちとの関係がスムーズになってくる。 寺地さんは、自分の思いを抑えてため込んでいくことが多い人の心を開放することで人生が変わる事があるんだよと伝えたかったのかなと思いました。 人生で初めて読んだタイプの小説ではないかな。

  • のぶ さん

    恋の成長小説とでも言えばいいのだろうか?女性の内面を中心に描かれていた作品だった。主人公の駒田万智子は、大阪の税理士事務所で働く独身女性。24歳になるが未だ恋愛経験がない。顧客のウェディングドレスサロンのオーナー了さんに頼まれ、週末だけお手伝いのアルバイトをすることになる。ある日、サロンに早田さんという男性が現れる次第に魅かれていく万智子だったが・・。読みながら徐々に、万智子の煮え切らない姿にイライラしてきて、男性の自分には理解し辛い物語だった。男性には向いていない本だと思うのは自分だけだろうか?

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人物・団体紹介

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寺地はるな

1977年佐賀県生まれ。2014年『ビオレタ』でポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2021年『水を縫う』で河合隼雄物語賞受賞。2023年『川のほとりに立つ者は』で本屋大賞九位入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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