はなごよみ 草花時代小説傑作選 PHP文芸文庫

宮部みゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569902371
ISBN 10 : 4569902375
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;15

内容詳細

吉原一の人気花魁・唐橋は、妹分の紅鶴と間夫を別れさせる。悲しみに沈む紅鶴に着せるために、唐橋が仕立て直しを頼んだ百花繚乱の“いろはの打掛”とは「吉原桜」(中島要)、掛け行灯をつくる際に侘助の花を描く看板屋が理由を尋ねられ、“生き別れの娘を探すため”という作り話をしたところ、実の娘を名乗る謎の女が現れ…「侘助の花」(宮部みゆき)など、四季折々の花を背景に江戸っ子の人情を描いた極上の短編六作を収録。

【著者紹介】
中島要 : 早稲田大学教育学部卒業、2008年、「素見(ひやかし)」で小説宝石新人賞を受賞。10年、『刀圭』で単行本デビュー。18年、「着物始末暦」で歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞

広嶋玲子 : 神奈川県生まれ。2005年、『水妖の森』でジュニア冒険小説大賞、18年、『狐霊の檻』で第34回うつのみやこども賞受賞。22年、『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』が第3回「小学生が選ぶ“こどもの本”総選挙」で第1位に

梶よう子 : 東京都生まれ。2005年、「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞、08年「一朝の夢」で松本清張賞、16年『ヨイ豊』で歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞

浮穴みみ : 1968年、北海道生まれ。千葉大学文学部卒業。2008年、「寿限無」で小説推理新人賞、18年、『鳳凰の船』で歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞

諸田玲子 : 静岡市生まれ。上智大学文学部英文科卒業。1996年、「眩惑」でデビュー。2003年、『其の一日』で吉川英治文学新人賞、07年、『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、12年、『四十八人目の忠臣』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞

宮部みゆき : 1960年、東京都生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、99年、『理由』で直木賞、2002年、『模倣犯』で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タイ子 さん

    タイトル通り、6人の作家による花にまつわる作品集。宮部さん以外の作家さんのシリーズものは未読なのでどれも楽しめた。桜、あじさい、朝顔、白菊、侘助。中島要さんの「吉原桜」のセリフ「桜はまた咲くことを知っているから散るのを喜ぶことができる」いい言葉です。ラストを締める宮部さん「侘助の花」が謎かけみたいで面白い。看板屋がいつも描く侘助の花の作り話が隠し子騒動まで起こる。身に覚えのない隠し子が現れ…。四季の花が人の人生に寄り添うように咲き、心を潤してくれる6つの短編集。

  • 天の川 さん

    女性作家さんによる花にまつわる時代小説の傑作選。どの作品も面白かったとは言うものの、シリーズものからの抜粋が多かったので、登場人物たちのバックボーンや人となりがわかっている前提での話になってしまうなぁと。シリーズものを探すにはいいかもしれません。

  • ひさか さん

    2022年9月PHP文芸文庫刊。シリーズ10作目。中島要:吉原桜、廣嶋玲子:桜の森に花惑う、梶よう子:あじさい、浮穴みみ:ひとつ涙、諸田玲子:縁の白菊 、宮部みゆき:侘助の花、の草花をテーマにした6編のアンソロジー。いずれも連作短編となっているシリーズからのチョイスのため、これだけ読んでわかるのか?というのが気になるところだが、「本編も読んでみよう」に繋がるのなら、こういうのもありです。5編は既読でしたが、楽しめました。

  • おか さん

    桜の開花宣言がそちこちで聴こえる中で この作品を読めるって 別に狙ったわけではないんですけどね。『吉原桜』中島要:ほれぼれするような着物、それを着こなす器量になれって! 『 桜の森に花惑う』廣嶋玲子:私の好きな「妖怪の子預かります」からの一遍、真っ暗な中の桜の大木 いいね〜 『あじさい』梶よう子:隠居の身って まぁ辛いだろうね。それにつけても 嫁の鏡❣ 『ひとつ涙』浮穴みみ:この歳になると(私の事)なんかこういう話 あっちゃ〜って感じなんです(笑)➡続

  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    「時代小説傑作選・はなごよみ」女性作家による時代小説選〈草花〉がテーマです。六編のうち二編が既読、中島要氏と宮部みゆき氏のもの。後書で選者氏が書いておられますが、シリーズものから選ばれたものが多く、登場人物のあれこれに興味が惹かれます。廣嶋玲子氏の「妖怪の子預かります」梶よう子氏の「御薬園同心 水上草介」諸田玲子氏の「お鳥見女房」どれも読みたくなりました。それぞれの花の使い方が素敵です。中でも、浮穴みみ氏の朝顔の花が一番印象的でしょうか?ますます積読本が増えてしまいます、嬉しい悲鳴です。

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人物・団体紹介

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宮部みゆき

1960年東京生まれ。東京都立墨田川高校卒業。法律事務所などに勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。93年『火車』で山本周五郎賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞。02年司馬遼太郎賞と芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、07年

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