弥勒 講談社学術文庫

宮田登

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065319710
ISBN 10 : 4065319714
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

国宝として有名な、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像。弥勒とは、五十六億七千万年後に現れて衆生を救うという、阿弥陀や釈迦と並ぶ仏のことである。古代日本に伝わると、災害や飢饉と結びつき、末法思想として全国の民衆に広がった。戦後民俗学の泰斗が中国・朝鮮との比較を通して、日本独自の弥勒信仰の歴史と民俗を復元し、日本文化の原型を描き出す。

目次 : 第1章 民間伝承としての弥勒/ 第2章 宗教運動と弥勒/ 第3章 比較宗教論における弥勒/ 第4章 日本仏教と弥勒/ 第5章 鹿島信仰と弥勒/ 第6章 朝鮮半島と沖縄の弥勒/ 第7章 世直しと弥勒/ 第8章 大本教の中の弥勒

【著者紹介】
宮田登著 : 1936‐2000年。神奈川県に生まれる。東京教育大学文学部卒業。同大学大学院修了。筑波大学教授、神奈川大学教授などを歴任。筑波大学名誉教授。元日本民俗学会会長。文学博士。専攻は民俗学。民間信仰、都市民俗はじめ広汎なテーマで、歴史学等の周辺分野とも連携しながら業績をのこした。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    民俗学、文化人類学的ミロク。とても面白かった。 メシアニズムとしての弥勒信仰。ジャワのマンセレン運動、オセアニアのコレリは知らなかった。 カーゴカルト、富士講、大本教など、幅広く。

  • わ! さん

    「弥勒」と言うタイトルから想像すると仏教書。私はあまり読まない分野の本なのだけれど、なんと作者が民俗学者のビッグネーム宮田登さんなのである。その取り合わせだけでとても気になる一冊…となり購入。さすがは宮田さん。とても面白い内容となっている。話の舞台は、本州はもちろん、沖縄や韓国まで、鹿島信仰と弥勒信仰の関係や、兜率天の浄土と極楽浄土の関係、そして富士講と弥勒の関係や、大本教の出口王仁三郎氏まで、弥勒を横串に繰り広げられる冒険。宮田さんでなければ、ここまで縦横無尽に話が広がらないだろう。大満足の一冊だった。

  • トクナガ さん

    様々な弥勒信仰の形態が知れる本。多岐にわたっているため散らかりすぎているような気もするが面白い記述は多かったように思う。鹿島信仰についてはもっと知りたいと思った。

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