日光山と関東の修験道 山岳宗教史研究叢書

宮田登著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784626015921
ISBN 10 : 4626015921
フォーマット
出版社
発行年月
2000年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,588p

内容詳細

関東平野の北と西側には、いわゆる関東山地の山波が重畳としており、平地民にとっては、彼方にある聖なる空間として存在していることは、本巻に収載した山岳信仰の諸相をみれば明らかであった。なかんずく第一篇にまとめた日光山をめぐる諸信仰には、さまざまな山岳信仰の諸要素の集約した姿を看取できるだろう。第二篇、上毛三山と常陸・房総の山岳信仰では、日光とは別立して秀麗な山容を誇る上毛・常陸の霊山の特色がまとめられている。第三篇、武蔵・相模の山岳信仰と修験道では、まず秩父山地を代表して武甲山と両神山があげられる。また、近世修験の活動で急激に勢力を拡大した高尾山信仰の実態も記されている。第四篇では、信仰対象が関東地方にはなく、むしろ関東地方から代参を立てて登拝する山岳として、富士・木曽御嶽・出羽三山をめぐる諸問題を収録している。以上の様に、本巻には関東全域に広がる山岳信仰の全体を網羅している。

目次 : 総説 日光山と関東の修験道/ 第1篇 日光修験の成立と展開/ 第2篇 上毛三山と常陸・房総の山岳信仰/ 第3篇 武蔵・相模の山岳信仰と修験道/ 第4篇 山岳信仰と関東における代参講の展開

【著者紹介】
宮田登著 : 1936年神奈川県生まれ。東京教育大学文学部卒。現在、筑波大学教授

宮本袈裟雄 : 1945年、長野県生まれ。東京教育大学文学部卒。現在、武蔵大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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宮田登著

1936年、神奈川県生まれ。東京教育大学文学部卒業。同大学院日本史学専攻博士課程修了。博士(文学)。筑波大学歴史人類学系教授、神奈川大学経済学部教授を務める。専攻は日本民俗学。2000年逝去。叙従四位、勲三等瑞宝章追贈(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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