雪わたり 宮沢賢治のおはなし

宮沢賢治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265071043
ISBN 10 : 426507104X
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,76p

内容詳細

「かた雪かんこ、しみ雪しんこ。」四郎とかん子が歌いながら雪の上を歩いて遊んでいると、狐の紺三郎も歌に入ってきて友だちになった。そして、ふたりは狐の幻燈会に招待される。

【著者紹介】
宮沢賢治 : 1896年岩手県花巻市生まれ。盛岡高等農林学校卒業。1924年詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、1933年9月21日、病気のため三七歳の若さで亡くなる。数多くのこされた、すぐれた詩や童話が、没後、整理・出版され、いまもなお多くの人びとに読みつがれている

とよたかずひこ : 1947年宮城県仙台市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。『どんどこももんちゃん』(童心社)で第七回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mike さん

    小説「あたしの拳が吼えるんだ」の中に宮沢賢治の「雪わたり」が出てくる。真っ白い雪が一面に広がる野原で四郎とかん子の兄妹がきつねの子に出会い、きつねの幻灯会に招待されるほっこりした話。 かた雪しんこ、 しみ雪しんこ、 キックキックトントン、 キックキックトントン と歌う可愛らしい声がどこかから聞こえて来るようだ。

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    雪が降り積もったある日、四郎とかん子の二人が狐をからかう歌を歌っていると、紺三郎という白い狐の子がやってきて・・。NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」のコーナーで紹介されていて気になっていた話。今回ようやく読むことができました。楽しそうに歌う彼らの声が聞こえてきそうです。読みながらつい「キック、キック、トントン。キック、キック、トントン。キック、キック、キック、キック、トントントン」と口ずさんでしまいました(笑)★★★

  • chiaki さん

    「かた雪かんこ、しみ雪しんこ。」「しみ雪しんしん、かた雪かんかん」等々、子どもたちと小ぎつね紺三郎の掛け合いがリズミカルで思わず口ずさみたくなる。"きつねは人を騙す"という無実の罪を晴らすべく、四郎とかん子を幻燈会に招待する紺三郎。日時は次の雪の凍った月夜の晩。まるで夢を見ているかのような幻想的なひとときを過ごした2人。嬉しくて涙がこぼれたのは、きっときつねと心通わせ、真実に触れたから。とよたかずひこさんのふんわりと優しい絵にも心暖まる。キックキックトントン、キックキックトントン♪音読したい1冊です。

  • スノーマン さん

    こんなに明るく楽しいお話とは思わなかった。心踊る物語。寒いこの時期だからこそ、読んで心の芯からあったまる。文章もさることながら、とよたかずひこさんの描く、きつねやこどもたちの可愛らしいこと!きつねの意地悪なイメージがガラリと変わった。四郎とかん子が素直にきびだんごを食べてくれて、喜んでくれて良かったね。『ほっぺたもおちそうです。』という言葉を久しぶりに聞いたな。

  • なると さん

    キックキックトントン、キックキックトントン。娘が大喜びで口ずさむ「日本語であそぼ」でやってたって。あらそうだったのね。狐さん達すごいかわいかった。「紺三郎さんがぼくらをだますなんておもわないよ」そう、人を信じなきゃ「たとえからだをさかれても、きつねの生徒はうそいうな」「たとえこごえてたおれても、きつねの生徒はぬすまない。」「たとえからだがちぎれても、きつねの生徒はそねまない」どんなことがあってもそれはダメ。「わなをけいべつすべからず」「しっぽに火がついた。火をけいべつすべからず」己を省みる事は大切だね。

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人物・団体紹介

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宮沢賢治

1896年、岩手県花巻生まれ。盛岡高等農林学校卒。農学校で教鞭を執るかたわら、意欲旺盛な創作活動をする。30歳の時に農学校を退職、独居生活に入る。羅須地人協会を設立、農民講座を開く。青年たちに農業を指導したが、肺を患って病臥した。1933年、肺病により死去。生前に詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い

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