正しいコピペのすすめ 模倣、創造、著作権と私たち 岩波ジュニア新書

宮武久佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784005008490
ISBN 10 : 4005008496
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

他人が撮った写真をSNSにアップする、web上の文章を自分のレポートに貼り付ける、ネットで見つけた動画をダウンロードして視聴する…、これらの大半が著作権に関係しています。「許されるコピペ」と「許されないコピペ」の違いは何なのでしょうか?コピペ時代を生きるために必要な著作権ルールをわかりやすく解説します。

目次 : 第1章 コピーする日常―作る人と使う人/ 第2章 コピーのルールとは―著作権早分かり/ 第3章 それ、違法コピーです―著作権は守られているか/ 第4章 コピーと創造性―「見たことのないもの」を創れるか/ 第5章 技術がルールを変える―あなたの世界は古い?/ 第6章 コピペ時代を生きる―ルールを守りながら

【著者紹介】
宮武久佳 : 1957年大阪市生まれ。共同通信社(記者・デスク。1984‐2009年)、横浜国立大学教授(2009‐12年)を経て、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。米ハーバード大学ニーマンフェロー(Nieman Fellow、全額給費客員ジャーナリスト)、2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会報道部長などを歴任。2010年より日本音楽著作権協会(JASRAC)外部理事。国際基督教大学大学院(比較文化研究科)修了、一橋大学大学院(国際企業戦略研究科・知的財産戦略)修了、修士(経営法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    学生のレポートがコピペからできているという体験が、著者にこの本を書かせたのだろう。著作権の初歩の初歩を示してくれるのが、最初の部分。しだいに著作権と実際に出会ったときのルールの話になるが、最新の本(発行からまだ二ヶ月)なのに、まだあいまいな部分があるようで、今世紀はまだ議論が続くにちがいない。とにかく私的利用の範囲を逸脱しないよう、心がけたいものです。

  • Nobuko Hashimoto さん

    とてもわかりやすい。非常に勉強になった。身近で具体的な事例を挙げて著作権について解説。教員も授業や研究以外の場面ではもっと厳密、敏感にならねば。ところで、著者が新人記者時代に、お手本になる記事をスクラップしたサンプル帳を持って歩いたというエピソードがものすごく面白い。文章修行のはじめは、やはりまずは型を真似ることなのだなと。記者に採用されるような人でもそうなのだから、文章作成の経験が少ない学生にいきなり書け!は無理。お手本を分析し、真似てみる。それをたくさん反復するのがいいな、うん。

  • サアベドラ さん

    スマホが普及し、誰でも手軽にコンテンツのコピーが行えるようになった現代(著者の言葉で「コピペ時代」)に覚えておくべき著作権のルールとそれにまつわるあれこれ。著者は記者から大学教員になった人物。ジュニア新書だけあってとてもわかりやすく、適度に小ネタ(モナリザとその模倣作、グーテンベルクの創造性など)を挟んでいるため読みやすい。また、コピペの悪い面を指摘するだけでなく、良い面(模倣が創作を生み出す源泉となったこと)も述べられており、この手の本にありがちな一面的な内容になっていない。良書。

  • さこちゃん さん

    社内研修のため読了。創作の努力をせず要領の良さだけで評価される組織や世の中であってはならないし、それを見抜く感性も必要。自ら知恵を絞って手間暇かけて苦労しなきゃダメですね。

  • アロハ さん

    図書館本。著作権の問題、仕事柄記にしてない人たちと多々遭遇するし、毎日何かを作る作業をしているので知識の為に読んだけど、仕事上だけではなくだれかれ問わず関わっている問題なんだな、と勉強になった。学校、結婚式、部活、会社、ママ会、同窓会…なんなら、全ての物事において関わりがある。「著作権かぁ、自分には関係のないことだな」と思ってる人こそ侵害している可能性が高いのではないか?と思うのでぜひ知ってほしい。

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宮武久佳

1957年生まれ。共同通信社(記者・デスク)、横浜国立大学教授、東京理科大学教授を経て、東京理科大学嘱託教授。ハーバード大学ニーマンフェロー(客員ジャーナリスト)、日本音楽著作権協会(JASRAC)理事を歴任。国際基督教大学大学院(比較文化)修士、一橋大学大学院(知的財産専攻)修士。専門は著作権教育

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