調査されるという迷惑 フィールドに出る前に読んでおく本

宮本常一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784944173549
ISBN 10 : 4944173547
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,118p

内容詳細

旅する民俗学者・宮本常一の言葉を受け止めた、フィールド・ワーカーの実践。日本国内でフィールド・ワークを目指す人たちに、調査計画を立てて出発するまでにわきまえておいてほしいことをまとめた1冊。

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読書メーターレビュー

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  • kokada_jnet さん

    宮本常一が72年に発表した「調査地被害」という警鐘エッセイと。共著者の安渓氏(西表島およびコンゴでフィールド・ワークをした方)が断片的に書いた「フィールドワークの悪影響」についての文章をまとめたもの。T松W平を批判している箇所があるが、それで週刊金曜日で大論争になって、たいへんなことになったとある。

  • LUNE MER さん

    本書で書かれている調査とは民俗学のフィールドワークのことを指しているが、本書で学ぶべき基本姿勢は民俗学に限らない学問上の対人調査全般、メディア・マスコミの取材、アンケート全般にも通じるものがある。普段興味深く読んでいる書籍に紹介されている記事、テレビやネットニュースで目にする内容についても、その背後には本書で注意されている笑えない犠牲や捏造が溢れているのかもしれない。

  • 魚京童! さん

    その通りだと思う。研究って趣味だから。趣味の延長だから、世界がどうなろうとかまわないんだよね。気づいたら核爆弾ができていた。でも使ってみたくてうずうずしてる。そうしたら使っちゃうよね。しょうがない。実証実験しなくちゃ。なんだろうね。こういう人生はありだと思う。ギリギリでは生きられない。そう思ったからこそ、こうして生きてるのに、この世界ももうダメになっている。ダメになるしか未来が見えない。味方の問題もあるから、必死に考えてるし、とどまってるけど、結局ダメだよね。そんな話じゃないんだよね。どうしたらいいんだろ

  • ケー さん

    自分が民俗調査を行う上で思っていた「これは相手の迷惑になるんじゃないか」という不安は実は宮本先生も持っていたとのことで少し安堵。フィールドワークを行う人はみんな読んだほうがいいんじゃないか?

  • よきし さん

    宮本常一の名が大きく出ているが一章のみ掲載されていて基本的には安渓さんによる調査が地元にもたらす様々な問題に対して研究者としてどうあるべきかということを、かなり具体的なエピソードを紹介しながら様々な方向から考えたブックレット。現代においてもこれらの問題は大きな問題として継続しており、この宿題を抱えて私たちはフィールドに入っていく必要があることを改めて実感したし、自分はどうするかということをもっと掘り下げて考える必要性を痛感した。

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人物・団体紹介

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宮本常一

1907年、山口県周防大島生まれ。大阪府立天王寺師範学校専攻科地理学専攻卒業。民俗学者。日本観光文化研究所所長、武蔵野美術大学教授、日本常民文化研究所理事などを務める。1981年没。同年勲三等瑞宝章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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