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法哲学と法哲学の対話

安藤馨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641125933
ISBN 10 : 4641125937
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

法哲学者ふたりは私たちに「思考」という営為の、鳥肌が立つほどの凄まじさを見せつけるだろう。激しい応酬のさなかに、ときに遊びながら。それは幸福な越境か、さては狡猾な侵犯か。―境界を越える、学問領域のその内に/外に。

目次 : 第1テーマ 権利と人権のあいだ/ 第2テーマ 団体が、そして団体のみが/ 第3テーマ 平等の平等か、不平等の平等か/ 第4テーマ 法と危険と責任と/ 第5テーマ 正義・同一性・差異/ 第6テーマ 最高ですか?/ 少し離れたところからの眺め―“異世界通信”としての対話

【著者紹介】
安藤馨 : 現職、神戸大学大学院法学研究科准教授。専攻分野、法哲学・道徳哲学。生年、1982年。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科修了。同助手、同助教を経て2010年より現職

大屋雄裕 : 現職、慶應義塾大学法学部教授。専攻分野、法哲学。生年、1974年。東京大学法学部卒業。同大学院法学政治学研究科助手、名古屋大学大学院法学研究科助教授、同准教授、同教授を経て2015年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Haruka Fukuhara

    うーん。これ、どうなんだろう。ちょっとついていけなくなって井上先生系の世界からは離れてしまった。安藤さんとは一緒のゼミに参加したことがありますが、だいたいこんな感じの方でした。

  • Bevel

    大屋の立場は、自明の道徳(個人の尊厳や「理想状態としての正義」)を維持しつつ、雑にいえば価値相対主義を認め、その範囲で既存の論点を懐疑するもの。悪く言えば、社会を外側からやいやい言う立場で、みんながその限界を噛みしめてるものではないかしら。これからのヒントがあるのは明らかに安藤の議論だろう。ただ、もし安藤の議論に難解さがあるとしたら、個々の立場(存在論へのコミット、個人と集団の未分、既存の論点の裁ち直し)が、統治功利主義を取ることから来ているからではないか。議論を逆から読まされてるからではないかと思った。

  • たっこ。

    おそろしくかっこいい本だった。こんな対話相手を持って、こんな議論の力を得たいものだ。

  • すずき

    (法)人格や権利の基盤、団体実在論、平等、未遂犯/不能犯の区別を可能にする刑罰の根拠、平等な取り扱いと正義、憲法の最高規範性などの問いに哲学的観点から考察する。正直大屋提題章は論点が拡散しがちで何を問いたいか不明瞭なところも多いが安藤応答が要点と問題点をきっちりまとめている。安藤提題章は結論の新規さも論証のわかりやすさも説得性もピカイチで、わかりやすいが故に大屋の応答もしっかり噛み合っている。最後の米村のまとめも分かりやすい。特に2、4章が明晰に書かれ科学哲学や形而上学からも着想を得ていて魅力を感じた。

  • ztmsh

    とにかく議論が深い。1パート読むのに2時間かけたが、それでも議論の半分くらいしか理解できていない気がする。特に安藤の記述は難解。しかし、徹底的に「議論の前提を疑う」二人の姿勢(特に安藤)は、非常に刺激的。定期的に、こういった「あともう一歩で理解できそうだけど‥‥」というレベルの高度な議論に触れ、自分の思考力を鍛えていきたい。

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