独裁者の教養 星海社新書

安田峰俊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061385047
ISBN 10 : 4061385046
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
追加情報
:
18cm,329p

内容詳細

悪の親玉としてイメージされがちな「独裁者」たちは、若い頃にいかなる知識や価値観、思想などの「教養」を得て、それをどう国家支配に反映させたのか考察。29歳の中国ネットウォッチャーが語る、体験的独裁者入門。

【著者紹介】
安田峰俊 : ノンフィクション作家。1982年滋賀県生まれ。立命館大学文学部、広島大学大学院で中国近現代史を学んだ後に一般企業に就職するも、会社員の「空気」に馴染めず半年で退職。仕事を転々としつつも、中国のネット掲示板を2ちゃんねる風に翻訳するブログを運営していたところ、これが『中国人の本音』なんじゃないかと講談社の編集者に声をかけられて28歳で処女作を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Mijas さん

    「ワ州密航記」が収録。ワ州というと、高野秀行『アヘン王国潜入記』以来、生の事情を伝える日本語の資料が無いとのこと。確かに、地図にはミャンマー領「黄金の三角地帯」の記載はあるものの「独裁国家」が存在していることまではわからない。そこで著者は潜入を試みる。拘束されるのではとハラハラしながら読んだが、そこは10代の子供たちが銃を持ち、労働する衝撃的な国だった。他に、ヒトラー、スターリン、ポル・ポトなどの独裁者の考察があるが、タイトルの「教養」という言葉にずっと引っかかりを持ったまま読了。アイロニーなのだろうか。

  • ようはん さん

    どの独裁者も生まれ育った環境は違えど少年期から青年期にかけて学んだ物や近しい人間の影響が大きく、ヒトラーや毛沢東がそうなったのは理解できるが、ポル・ポト辺りは何でこうなるんだ感が強い。所々に挟まれた著者がミャンマー奥地にある独立勢力「ワ国」に潜入するルポも面白い。

  • はる坊 さん

    独裁者も人間。その背景には必ず独裁をするに至った動機がある。この本では、その背景がよくわかり、今まで疎遠だった独裁者たちに少し親しみを覚えた。最後の日本人の章は、普段から私が感じていることと一致し共感した。

  • ピオリーヌ さん

    様々な(現代)の独裁者について青年時代を重視しつつ纏めている。スターリン、ヒトラー、毛沢東らの超有名人物からニヤゾフ、ポル・ポト、カダフィ等。またミャンマーにある自治区ワ州。こちらは独裁者鮑有祥を最高司令官とするワ州連合軍に支配されているが、このワ州への潜入レポが何より面白い。著者も参考にした高野秀行『アヘン王国潜入記』も読んでみたい。

  • ブランドのアーメン さん

    独裁者を研究した本。独裁者も人間。独裁者を倒した英雄もまた、『いつかきた道』。世界中が大きく動く中で敵をよく知ることも大事。何より独裁者から学んで人生の成功を説く視点は斬新。

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人物・団体紹介

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安田峰俊

1982年滋賀県生まれ。紀実作家。主に中華圏をフィールドとする。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部史学科東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅

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