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ISBN 10 : 4040824415
Content Description
世界一の恐竜大国、その実態
世界の恐竜研究史を塗り替えた羽毛恐竜の化石や琥珀漬けの恐竜の尾「EVA」など、革命的な発見は中国で相次いできた。
単純な化石の発見数も既にアメリカを抜いており、世界一の恐竜大国となっている。
日中戦争や文化大革命をはじめとした動乱の影響や盗掘・密売の横行など、一筋縄ではいかぬ国で世紀の発見や研究はどの様に行われたのか。
研究の最前線と、それを取り巻く中国社会の歴史と現状まで、恐竜事情を初めて網羅する。
習近平の名前を冠した恐竜は現れてしまうのか? 発掘・研究は国家と対峙する時がある
■農民夫婦、裏山から掘り出した化石を14年間守る
■羽毛恐竜、中国共産党幹部の名前を付けられる
■中国恐竜学の泰斗・楊鍾健の恐竜よりも数奇な人生
■ドラえもんでおなじみのあの恐竜が見つかるまで
■重い政治問題と続々と見つかる化石と。新疆ウイグル自治区の恐竜 etc.
【目次】
はじめに
恐竜の基礎知識――本編に進む前に
第1章 中国恐竜最新事情――恐竜の常識を変えた「羽毛恐竜」は中国で見つかった
コラム1 中国恐竜の命名ルールと珍名恐竜
第2章 レジェンド中国恐竜秘話――『ドラえもん』でも有名な中国恐竜たち
コラム2 中国恐竜学の泰斗・楊鍾健の恐竜よりも数奇な人生
第3章 中国人の大発見ーー化石は意外な局面で見つかる
コラム3 化石盗掘の暗い影と中国恐竜研究の混乱
第4章 中華全土、恐竜事情――新疆・チベットでもマイナーな町でも化石は出る
コラム4 台湾と香港で恐竜の化石は見つかるか?
第5章 中生代中国の「海と空」の生き物たちーー中国では翼竜や首長竜の化石も見つかる
コラム5 「世紀の大発見」をものにした恐竜オタク博士の光と闇
おわりに
参考文献
【著者紹介】
安田峰俊 : 1982年滋賀県生まれ。紀実作家。主に中華圏をフィールドとし、恐竜好きが高じて本作に取り組む。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部史学科東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』(KADOKAWA)で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞
田中康平 : 1985年名古屋市生まれ。筑波大学生命環境系助教。北海道大学理学部卒業、カルガリー大学地球科学科修了。Ph.D。恐竜の繁殖行動や子育てを中心に研究、NHKラジオ「子ども科学電話相談」でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ようはん
読了日:2025/09/10
ピオリーヌ
読了日:2024/12/11
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