食品公害と被害者救済 カネミ油症事件の被害と政策過程

宇田和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784798912875
ISBN 10 : 4798912875
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
408p;22

内容詳細

その被害が極めて深刻であるにもかかわらず、納得のいく補償もなされぬまま45年以上が経過し、今なお有効な対処が確立されていない―本書は、現在も多くの被害者が苦しんでいる「カネミ油症問題」の経緯を、改めて詳細に検討し、不条理な結果をもたらした原因を鋭く追及するとともに、法律上は存在しないとされてきた「食品公害」を独自の問題として認識することの必要性を指摘し、被害の救済策を具体的に提言する。

目次 : 第1部 本研究の視点と事例の基礎的知識(食品公害問題の分析視点―公害・化学物質汚染問題の先行研究より/ 食品公害という問題認識の必要性/ 油症をめぐる医学的・化学的知見の整理)/ 第2部 油症問題の歴史(なぜ油症が起きたのか―第1期:事件発生の前提条件(1881‐1968)/ なぜ被害者は訴訟を取り下げたか―第2期:裁判闘争(1968‐1987)/ なぜ被害者は沈黙したか―第3期:特例法成立期(1987‐2007))/ 第3部 被害と政策過程に関する考察(救われる被害、救われない被害―森永ヒ素ミルク中毒事件との比較/ 2007年時点から見た油症の被害/ 油症「認定制度」の特異性と欠陥/ 食品公害の被害軽減政策の提言)

【著者紹介】
宇田和子 : 1983年神奈川県生まれ。2013年法政大学大学院政策科学研究科政策科学専攻博士課程修了、博士(政策科学)。現在、福岡工業大学社会環境学部助教。専門は環境社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

宇田和子

埼玉大学名誉教授。1974年3月:お茶の水女子大学文教育学部卒業。1977年3月:東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(文学修士)。1980年3月:同上研究科博士課程単位取得満期退学。1995年3月:日本菓子専門学校通信教育部卒業(製菓衛生師)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品