社会的共通資本としての森 Social Common Capital

宇沢弘文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784130302524
ISBN 10 : 4130302523
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
331p;22

商品説明

他人と自分を比較して不満や欠乏の気持ちを抱く.これが「相対的剥奪」である.すでに社会学において基本的な概念として名高いこの理論を,最先端の数理モデルや指数を用いて現代に蘇らせる.平等化,経済発展,幸福の追求という現代社会の課題に迫る新しいアプローチ.

[著者紹介]
石田 淳:大阪経済大学人間科学部准教授    

内容詳細

森林の活用は,地域の文化とコモンズの安定性をもたらせた.森林資源の略奪を批判し,森林は自然環境の持続性と,社会と文化の安定性を確保するための社会的共通資本のネットワークの重要な一環であることを多面的に考察する.

[著者紹介]
宇沢弘文:元東京大学名誉教授関 良基:拓殖大学政経学部准教授  


【著者紹介】
宇沢弘文 : 1928年、鳥取県生まれ。1951年東京大学理学部数学科卒業。スタンフォード大学助教授、カリフォルニア大学助教授、シカゴ大学経済学部教授、ケンブリッジ大学チャーチルカレッジOverseas Fellow、東京大学経済学部教授、同学部長等を歴任。東京大学名誉教授、慶友国際医療研究所社会的共通資本研究室長。2014年9月18日歿

関良基 : 1969年、信州生まれ。1994年京都大学農学部林学科卒業。アテネオ・デ・マニラ大学フィリピン文化研究所客員研究員を経て、2000年京都大学大学院農学研究科博士課程単位取得。2002年博士(農学)。早稲田大学アジア太平洋研究センター助手、(財)地球環境戦略研究機関客員研究員等を経て、拓殖大学助教。現在同准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 1.3manen さん

    (分担執筆者は略)経済制度は、ヴェブレンにおいて、市民の基本権が充足さえるよう、人間活動の不断の働きかけによって進化すると捉えられていた(A頁)。すべての市民が豊かに、文化的に生きるために必要な生活環境を整備し、維持すること。私有化を許さず、社会的に共通な間接資本として管理、維持され、市民が自由にサービスを享受できることが重要な要請(9頁)。山は経済林じゃねぇだな(123頁〜)。防災としての価値。水源涵養林。岡谷市の横川山のこと。

  • いとう・しんご さん

    ボルネオの狩猟採集民を論じた金沢論文、日本のイノシシを論じた小寺論文などを除くと、タイトルの「資本」という語が示唆するとおり、制度学派経済学の視点から森林を論ずる論文が多い。「持続可能な成長」という矛盾と欺瞞の背景に制度学派があるのかもしれない・・・と思いながら読みましたが、正直、気持ちが沿って無くて、終章は流し読みで勘弁してもらいました。経済学をやっている限り、どれほど外部不経済や情報非対称などの市場の失敗が重なろうが、地球環境が崩壊しようが、成長と市場への信仰を捨てるわけにはいかないんですね。

  • Cana.t.kazu さん

     求めていた内容と異なっていました。 また,次を探してみます。

  • AnoA さん

    宇沢弘文さんの章と、まとめのみ読了。

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