深尾くれない 朝日時代小説文庫

宇江佐真理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022649973
ISBN 10 : 4022649976
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
420p;15

内容詳細

鳥取藩士・深尾角馬は短躯に生まれたゆえの反骨心から、剣の道に邁進する。しかし、不貞をはたらいた二人の妻を無残に斬り捨てる。やがて一人娘の縁談がこじれたことを恨み…。壮絶な角馬の生涯を妻・かのと、娘・ふきを通して描き切った長編時代小説。

【著者紹介】
宇江佐真理 : 1949年北海道生まれ。作家。95年に「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年に『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。15年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kei302 さん

    深尾角馬の生き方に呆れ果てた。朴念仁野郎です。宇江佐さんの剣豪もの。鳥取藩に実在した人物だけど、宇江佐さんによると、文芸誌連載当初から地元の反応は無し。鳥取の名士認定されていないのも頷ける。「深尾くれない」は深尾角馬が栽培している牡丹の通称。血の色を彷彿させる赤い花。半額セールで購入。

  • 山内正 さん

    お熊の背中から長い道を見たのが 最初か 何処へ行くところだったのか? 家から見えるあの城で勤めておられる お熊は深尾の女中として今もふきの側にいる 今も母の墓参りには父は行かない あれは牡丹が嫌いでと父が言う お母様は変わりもんだわあんな綺麗な花を お母様はお父様に斬られたんか? お嬢様拵えはなししただけですけ お熊が言う うちお父様に聞くけ 不義密通で妻を斬ったのは九年になる 娘ふきはいつ知る事に?

  • あいちょ。 さん

    図書館。 実在した深尾角馬について。

  • fukufuku さん

    鳥取藩士で、剣法の流派を興した深尾角馬という人物。前半は後妻、後半は娘の視点で語られる。宇江佐さんは時代物、市井の人を描く作家だと思っているので、剣術家の角馬とは相性がいいとは思えない。また、あまりにも角馬をがちがちの堅物に描きすぎていて、そこにもってきて”女は鍋釜と一緒だから娘が生まれたらなべとでも名付けろ”とか、それでいて、これだけお勤めに邁進する自分に妻が不満だとは露程も思っていないらしいのがなんだかな。あんまり好きになれないで読み終わってしまった。

  • まいど さん

    江戸市井ものが多いイメージの宇江佐真理だがこんな剣法一筋の物語があったとは知らなかった。 「髪結伊佐次シリーズ」こそ読んでないもののその他の宇江佐真理は殆ど読んでいると思っていたけれどまだ未読作品がありそうです。 本作も単行本のみで文庫化されていなかったものが時を経てやっと文庫化された一冊だった。 当時だから許された戦国気風の剣法家が唯一愛す牡丹とそれに嫉妬する妻。後に事件へと発展しつつ、主人公も人として人間らしさを持っていく辺りは見物だった。 まだ宇江佐真理作品を探さねばなるまい。

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宇江佐真理

1949年函館生まれ。函館大谷女子短期大学(現・函館大谷短期大学)卒業。’95年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞。2000年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、’01年『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。’15年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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