紛争解決と規範創造 最高裁判所で学んだこと、感じたこと

奥田昌道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784641125209
ISBN 10 : 4641125201
フォーマット
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
20cm,241p

内容詳細

事件の紛争解決と新たな法解釈・規範創造という2つの要請の間で苦心する最高裁の判決作成過程。著者が担当した事件の審議で感じたことや、判決論理に込められた意味の読み解きを通して語る随筆的考察の書。

【著者紹介】
奥田昌道 : 1932(昭和7)年生まれ。1955年京都大学法学部卒業。1970年京都大学法学部教授。1996年鈴鹿国際大学国際関係学部教授。1999年最高裁判所判事。2002年同志社大学法学部特別客員教授。2004年同志社大学大学院司法研究科特別客員教授。日本学士院会員。現在、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Defricheur さん

    著者は、法科大学院生に向けた勉強法のアイデアとして、第一審・控訴審・上告審の判決文を見比べてみよ、というものを提案する。法解釈の可能性を学説を通じて比較検討し、最高裁判例を位置付けるという伝統的な法学者の在り方と一線を画する著者の提案は、徹底して特定の事件を考え抜く中で初めて「規範」という名の紛争解決基準が生起することを実感した、最高裁での経験によるところが大きいのであろう。

  • ねり丸 さん

    去年からずっと読もうと思っていて,つい1年も先延ばしにしてしまっていた…。学者から最高裁判事になった奥田昌道の著書。大学院の先生がオススメしていたので,気分転換がてらに読んでみた。と言っても,全然気分転換にはならなかったけどww冒頭は最高裁判事の生活について。でも,メインは判事として携わった判例についての裏話。大法廷から小法廷まで,ボクでも知っているような超有名判例がどのようにして誕生したのか,同僚裁判官とのせめぎあい,調査官とのやり取り等,判決文を読むだけでは分からない裏事情が伝わってきて面白かった。

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奥田昌道

1955年京都大学法学部卒業。2004年同志社大学大学院司法研究科教授。日本学士院会員

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