基本情報
内容詳細
個人の自由こそが最大の価値であるリベラルな社会においても、実際はさまざまな意味でそれが空虚なものとなっている。そんな「自由という名の牢獄」から、私たちはどうやって抜け出すことができるのか。本書は、責任・公共性・資本主義との関係から、自由という概念そのものを鍛え直し、変形し、その限界を克服するための探究である。河合隼雄学芸賞受賞作。
目次 : 第1章 自由の牢獄―リベラリズムを超えて(リベラリズムの時代/ 自由の困難 ほか)/ 第2章 責任論―自由な社会の倫理的根拠として(責任の不発化/ リスク社会 ほか)/ 第3章 “公共性”の条件―自由と開放をいかにして両立させるのか(幽霊という敵/ 現れの空間 ほか)/ 第4章 不・自由を記述する赤インク(不・自由を伝える赤インクがない/ 資本主義における格差問題 ほか)
【著者紹介】
大沢真幸 : 1958年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。著書に、『ナショナリズムの由来』(毎日出版文化賞)他、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆう。 さん
読了日:2020/08/03
またの名 さん
読了日:2019/06/05
kuppy さん
読了日:2022/02/15
コミジ さん
読了日:2023/07/21
ほうれん草 さん
読了日:2019/06/16
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