ゼロからわかる生成AI法律入門 対話型から画像生成まで、分野別・利用場面別の課題と対策

増田雅史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022519382
ISBN 10 : 402251938X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
176p;19

内容詳細

対話型から画像生成まで、生成AIの法律にかかわる課題と対策を解説!

目次 : 1 生成AIとは何か(生成AIの基礎知識/ 生成AIの種類/ 生成AIサービスの提供形態の違い/ 生成AIのもたらすインパクトと課題/ ビジネスでの活用事例)/ 2 生成AIと関係法令の概要―生成AIを利用する場合にどの法律との関係で問題が生じるのか(生成AIの利用に関係する法律の概要/ 著作権法と生成AI/ 個人情報・プライバシーと生成AI/ 肖像権・パブリシティ権と生成AI/ 商標法・意匠法と生成AI/ 不正競争防止法と生成AI/ 契約と生成AI/ 消費者法と生成AI/ 業規制と生成AI/ 倫理と生成AI/ EU・USでの規制の動き)/ 3 種類別・場面別の検討ポイント(生成AIの種類別留意点/ プロンプト入力場面の留意点/ 生成・利用場面の留意点/ 処理学習場面の留意点/ 生成AIサービス導入の検討ポイント)/ 4 生成AIの未来と展望(今後の展望)

【著者紹介】
増田雅史 : 森・濱田松本法律事務所パートナー(弁護士・ニューヨーク州弁護士)、一橋大学大学院法学研究科特任教授(Web3・メタバースと法)。2004年東京大学工学部卒業、2007年中央大学法科大学院修了、2008年弁護士登録。2016年スタンフォード大学ロースクールLL.M. in Law,Science&Technology修了後、2017年までKirkland&Ellis(シカゴオフィス)客員弁護士、2018年まで森・濱田松本法律事務所シンガポールオフィス駐在。理系出身の弁護士として、IT・デジタル分野を一貫して手掛ける。中央省庁での勤務や各種会議体構成員、各種団体の役員・アドバイザー、東京大学・筑波大学における非常勤講師など、これまで多くの対外的活動に参画

輪千浩平 : 森・濱田松本法律事務所シニア・アソシエイト(弁護士)。2013年東京大学法学部卒業、2015年東京大学大学院法学政治学研究科中退、2015年弁護士登録。2022年スタンフォード大学ロースクールLL.M. in Law,Science&Technology修了。AIなどの最先端のテクノロジーやプラットフォームに関する規制など米国におけるテクノロジー法務の最新の動向を学ぶ。Google Japanのリーガルチームへの出向経験もあり、知的財産やデータ、セキュリテなど、テクノロジーに関する法分野全般を幅広に取り扱う。GDPRなどの個人データに関する規制からAI規則案(AI Act)まで、欧州の最最前線の実務もカバーしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shikada さん

    生成AIが登場したことで増えている、既存の法制度で対応できない範囲について整理した1冊。著作権との絡みを興味深く読んだ。生成AIの内部はブラックボックスで、いわゆる依拠性(特定の作品をもとに創作したこと)の立証が難しい。それから、生成AIを使ったかどうかの立証も難しい。生成物に電子透かしをつける対策もあるけれど、プレーンなテキストの場合は人間が書いたのかAIが書いたのかの判別は技術的に実現しにくい。不謹慎だけど、生成AIを使った盗作が争点になった判例が今後出たら興味深く読めそう。

  • 大先生 さん

    AIが事実に反する回答をしてしまうことを「ハルシネーション」といい、学習元のデータが古く最新情報を学習していないことに起因するとされる現象です。でも、米国では生成AIが存在しない裁判例を引用してしまい、弁護士がそれに気づかずに裁判所に提出してしまうというケースが複数出てますよね。生成AIは凄いけど、必ずしも正しいとは限らないということを前提に利用しなければなりませんね。本書では、生成AIに関する著作権法や個人情報保護法、肖像権などの問題について一般的な解説がされています。

  • takao さん

    ふむ

  • Fumiaki さん

    生成AIに関する基本的な論点を学ぶことが可能。著作権侵害など現在の考え方が整理されている。

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