いつまでも花菜を抱きしめていたい 「大阪教育大附属池田小児童殺傷事件」から4年

塚本有紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062129268
ISBN 10 : 4062129264
フォーマット
出版社
発行年月
2005年06月
日本
追加情報
:
221p;20

内容詳細

日本中を震撼させた、大阪教育大附属池田小の児童8人殺害事件から4年。あの忌まわしき事件で一人娘を奪われた母が、宅間守への怒り、娘を失った悲しみ、司法への失望などを綴った慟哭の手記。

【著者紹介】
塚本有紀 : 1967年、大阪府生まれ。大阪の短大卒業後、家業の会社に勤務。結婚して1児をもうけたが離婚し、その後、子連れで再婚。2001(平成13)年、大阪教育大学教育学部附属池田小学校の児童殺傷事件で一人娘を失う。嵯峨御流正教授の肩書きを持ち、現在は、兵庫県立川西高等学校宝塚良元校で、週に1度、非常勤講師として生け花の指導をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鈴 さん

    池田小学校殺傷事件で亡くなった花菜ちゃんのお母さんの手記。娘を亡くしたあと、ご主人に対する怒りや、お酒に逃げる様子なども赤裸々に書いてあり、すごく正直なお母さんだと思った。被害者家族の供述調書が宅間守に読まれていた恐怖、宅間の暴言など、事件後もこんなにも被害者家族を苦しめていたとは。事件何日か前に、花菜ちゃんが様々な痛い死に方を怖がる話をしたり(マリーアントワネットのギロチンなど)、事件前夜にはご両親の寝室に無言で立っていたり、登校前には腹痛を訴えるなど、まるで予兆のようで。

  • いっちゃん さん

    この手の本を手に取るとき、自分は何がしたいのか、一瞬考える。上から目線でかわいそうにと同情したいのか、泣きたいのか…もちろんそんなつもりはないけど、申し訳ないようなモヤモヤした罪悪感みたいな気持ちになる…同じくらいの子を育てていると、事実を知れば知るほど怖くなる。子供を失うことはたぶんこの世の中を生きていく中で一番辛いことやから。本を読んでも、ただ一緒に泣くことしかできなかった

  • バトルランナ− さん

    ある哲学者の著書の記述で池田小学校殺傷事件のマスコミ報道を批判していました。 そういえばあの事件どんなだっけと思って読んだ本ですが衝撃です。 自分の娘が被害にあったのがわかる下りではガストで号泣しました。 この手の本でよく感じることですが事実は小説より奇なり。 再婚する前に著者が出席していたお見合いパーティーに宅間守が参加していたこと。(そのパーティーで夫と知り合った。)宅間は著者に話しかけている。 事件の前夜2時ごろにふと著者が目をさますと花菜ちゃんが両親の部屋の片隅で声をかけるでもなくただ黙って見てい

  • M*mi さん

    読み終わった今でも動悸が止まらない。読むのが怖かった。辛いこと、悲しいことに目を背けずに生きたいと感じた。「愛情は人間の最大の栄養」「加害者は宅間と、そして司法です」というお母さんの言葉。

  • (*・ч・*)ガオー さん

    実際に合ったことであるし、遺族の悲しみを読者が知ることなど到底できないと思うので手記は基本的に敬遠がちであった。だが、今回は何か惹かれるものを感じたために購入。電車などで読んでいたが時々何回か目頭が熱くなった。殺される前日に、花菜ちゃんが無言で立っていた、というのは何となく夏目漱石の「こころ」に出てくるKが死ぬ(自殺する)予兆と被っていた。だからどう、というわけではなく何か共通するものがあるのかなぁ。

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人物・団体紹介

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塚本有紀

横浜生まれ、滋賀育ち。京都外国語大学英米語学科卒業。1995年渡仏、ル・コルドン・ブルー・パリ校で料理とお菓子、ケータリングを学ぶ。2000年5月フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」を大阪に開講

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