喪失学 「ロス後」をどう生きるか? 光文社新書

坂口幸弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334044190
ISBN 10 : 4334044190
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
220p;18

内容詳細

喪失のある人生は必ずしも不幸ではない。パートナーロス、母ロス、父ロス、ペットロス、安室ロス…死生学、グリーフケアの知見に基づく「心の穴」との向き合い方。

目次 : 序章 人生は失うことばかり/ 第1章 喪失とは何か/ 第2章 喪失がもたらす影響/ 第3章 喪失と向き合うために必要なこと/ 第4章 「そのあと」をどう生きるか?/ 第5章 喪失に備える/ 第6章 自分の喪失を振り返る

【著者紹介】
坂口幸弘 : 1973年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了、博士(人間科学)。現在、関西学院大学人間福祉学部人間科学科教授。専門は死生学、悲嘆学。死別後の悲嘆とグリーフケアをテーマに、主に心理学的な観点から研究・教育に携わる一方で、病院や葬儀社、行政などと連携してグリーフケアの実践活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たかこ さん

    「喪失学」グリーフの本をたくさん読んできたけれど、一番理解が深まった1冊、たくさん線を引いた。「喪失にどのように向き合うのかは、人生をどのように生きるのかに通じる。」自分の喪失体験を改めて見直し、死は納得できるものではなくて、ただ受け入れるものであったのだなと思う。人生において喪失を重ねるなかで、この経験から学んだことは多い。けれど、喪失を意識して学んではいなかった。今だからこそできること、支援者として関われることを深めていきたい。「喪失体験に関する10の問い」のワークは週末に時間をかけて取り組むつもり。

  • サアベドラ さん

    人生で体験する様々な喪失体験(特に死別)とそれが人に与える影響、そしてそれへの向き合い方を比較的冷静に記した新書。著者はグリーフケアの専門家。最近、親類を亡くしたので読んだ。ページ数は多くないが、内容が内容なだけに読み進めるのに時間がかかった。まことに遺憾ながらこの世に生を受けてしまった以上、必ず死ぬし周りの人もいずれ死ぬ。理屈では自明のことだが感情は理屈ほど論理的ではない。本書を読んだところでこのわだかまりがスッキリするわけではけしてないが、言語で考えることそれ自体はとても大事なことだと思う。

  • まゆまゆ さん

    大切な何かを失い、それを嘆き悲しむ喪失。最近は「〜ロス」ともよく言われるが、多かれ少なかれ人は何かを失いながら生きている。人生において何かを得ることは大切なことだが、いかに失うのかも大きな問題である。その答えを求めることは人間としての深みをもたらすが、答えは一人一人異なって当然。人物や所有物を予期せず失うこともあれば、選択した結果失うものも。失って初めてそのありがたみを分かる前に、今ある物を失ってしまうことに思いを馳せるのは大事なこと。

  • ゆず さん

    愛犬を失って、読んでみた。人生は喪失と共にある事。哀しみの感情に蓋をしてはいないが、早く立ち直る事も無い。自然に従えば良い。後ろ向きのままでもよい。等励まされた。読んで良かった。愛犬のお陰で、喪失について考える時間も持てた。

  • アッコリン さん

    猫が星になった。心のもっていき場を探してこの本にたどりついた。作者の優しさが伝わってきて温かくなる感覚。 引用されていた映画『ラビットホール』の一節。子どもを早くに失った経験のある祖母の言葉「悲しみは消えない。でも変わっていく。押しつぶされそうだったのが這い出せるようになり、ポケットの中の小石みたいに変わる」この言葉と本の中の様々な体験談が重なり、喪失を抱えながらも生きていく人の力強さと優しさを思った。自分の悲しみだけに注目していたことに気づいて、少しその外側から自分と周りを見回せる様になった気がする。

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