格差社会と新自由主義 放送大学教材

坂井素思

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784595312779
ISBN 10 : 4595312776
フォーマット
発行年月
2011年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,267p

内容詳細

目次 : 平成という時代/ 冷戦の終わりと新自由主義/ 新自由主義の台頭/ 規制緩和と市場化/ 所得と格差規準/ 階層間格差の拡大/ 変わる労働市場/ 教育の自由化と学力格差/ 社会に背を向ける人々/ 子どもと女性の貧困/ 高齢者と格差/ 福祉における格差/ 格差社会と正義/ 国際化と自由化の克服/ 新たな連帯と共生の創造

【著者紹介】
坂井素思 : 1950年長野県に生まれる。1975年横浜国立大学経済学部卒業。1980年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、放送大学教授、人間科学博士(大阪大学)。専攻は社会経済学、消費社会・産業社会論

岩永雅也 : 1953年佐賀県に生まれる。1977年東京大学経済学部経済学科卒業。1982年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、放送大学教授。専攻は教育社会学、生涯学習論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 1.3manen さん

    TPPのことは発行時点で触れられていないが、評者は書名からしてまず、日本経済社会システムにおいて、TPPに現れてくる問題に思える。各種格差の深刻化については、世代間格差のみならず、世代内格差の問題がある。つまり、評者のFacebookの友達は妻子がいるが、私には居ない。これは、私という人生格差なのであり、たまたまそうなっている、という自己責任に帰せられるのではなく、構造的な問題の犠牲になっているという視点は責任放棄なのか、どうか。同様なことは学歴社会という神話を信じた私の責任なのか。一人ではない社会問題。

  • こういちろう さん

    新自由主義とそこから生じる格差社会という問題点について、その歴史的必然と限界について、政治的・経済的・歴史的側面のみならず、教育や家族関係・ライフスタイルの変容まで包括的に解説。奥が深い本。これは単なる「格差社会批判本」ではない。私のような、経済学部や社会学部出身ではない人間にも、明快に理解できる筆致であるが、教科書として実に立派な「立体的」完成度であり、ジャーナリスティクな書籍とは完全に一線を引く深みがある。

  • ドットジェピー さん

    何故格差が生まれるのか?新自由主義とは何なのか?勉強になります

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坂井素思

1950年生まれ。1985年、放送大学教養学部助教授に就任、現在同大学経済学教授。社会経済学、産業・消費社会論、クラフツ文化経済論を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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