原発と御用学者 湯川秀樹から吉本隆明まで さんいちブックレット

土井淑平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784380128073
ISBN 10 : 4380128075
フォーマット
出版社
発行年月
2012年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
117p 21cm(A5)

内容詳細

「原子力マフィア」の一角を占める大量の御用学者。3・11大惨事後も原発に執念を燃やす、原子力産業、政府・官庁の同伴者。日本の科学者と政治家の社会的責任を追及する。

目次 : 序文 福島第一原発事故から大飯原発再稼働へ/ 第1章 帝国大学の設立と総力戦下の科学動員―帝国主義科学or植民地科学/ 第2章 戦時下の原爆製造計画から戦後の原子力平和利用へ―湯川秀樹と武谷三男/ 第3章 戦後の原水爆禁止運動と原子力発電所の建設―中曽根康弘と正力松太郎/ 第4章 原子力発電・核燃料サイクル・核武装研究―田中角栄と佐藤栄作/ 第5章 原子力発電を擁護した戦後の科学運動―民主主義科学者協会と日本科学者会議/ 第6章 そっくりさんの新左翼知識人と旧左翼共産党―吉本隆明と日本共産党/ 第7章 福島第一原発事故と科学者の社会的責任―科学・技術・倫理・責任

【著者紹介】
土井淑平 : 鳥取市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。元共同通信社勤務。市民活動家。さよなら島根原発根ネットワーク会員。ウラン残土市民会議運営委員。四日市公害(1960年代)、川内原発建設反対(1970年代)、青谷原発立地阻止(1980年代)、人形峠ウラン鉱害(1980年代末から今日まで)、などの市民運動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 加藤久和 さん

    原発の導入から推進にあたり科学者と政治家がどのように関わってきたのか100ページ余りに簡潔にまとめられている。著者は御用学者の存在は「明治以来の日本国家の富国強兵政策と帝国主義科学に起源を持ち、第二次大戦下の国家総動員体制の一産物としての科学動員を背景としている」と言う。残念ながら過去にも現在においても科学が政治から離れ中立普遍であった試しなど無い。一握りの良心的な学者の努力によって私たちは政治に従属して恥じない科学業界の内幕を知ることができるのみだ。科学とは政治そのものであると考えるべきかもしれない。

  • 山口透析鉄 さん

    古書を購入して読了。土井淑平氏は共同通信社の元ツートップ?(あとの1人は辺見庸氏)と個人的には思っていて、著書、主なところは大体、読みました。 残念ながら湯川秀樹もノーベル賞受賞を政治利用した部分は否めないのでしょうね。土井氏の著書だと故・吉本隆明氏への批判本も非常に興味深く、かつ純粋に勉強になりますね。反核異論ではもう、お話にならなかったというのもよく分かりますからね。 この本はブックレットですので量も少なく、入門的に読むのにも向いているとも思います。こちらも出版社経由で著者に感想メールを送りましたよ。

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