9000人を調べて分かった 腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険

國澤純

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784296001286
ISBN 10 : 4296001280
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
256p;19

内容詳細

腸、腸内細菌、そして細菌たちが生み出す物質(ポストバイオティクス)が私たちに与えている影響は、まちがいなく、多くの方が考えているよりも多岐にわたり、そして大きなものです。運動能力、疲れ・冷え・肌荒れ・アレルギーなどの体質、肥満、老化、糖尿病・動脈硬化・高血圧・がんなどの生活習慣病、認知症やうつ病、ストレスなどの心の状態まで。ここ10年ほどで飛躍的に進んだ研究から、科学的に正しいデータに基づいてまとめたのが本書です。菌の特性や機能、腸の構造だけでなく「何を食べて、どんな菌を増やすといいか」についても解説します。

目次 : 第1部 最先端研究で分かった腸の不思議な世界(体質・能力・体調の決め手としての「腸内細菌」/ 腸はスペシャル、そしてちょっとおかしい)/ 第2章 健康・老化・体型…すべては腸とつながっている(体型と腸、最先端の研究から/ 「腸漏れ」と老化・生活習慣病/ 免疫(腸)vs.新型コロナウイルス感染症そしてアレルギー/ 脳腸相関 腸はどこまで脳に影響を及ぼしているのか?)/ 第3部 実践 腸と腸内細菌を最大に生かす3つの戦略(最高の腸内環境は食事でつくれる)

【著者紹介】
國澤純 : 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センターセンター長。1996年、大阪大学薬学部卒業。2001年、薬学博士(大阪大学)。米国カリフォルニア大学バークレー校への留学後、2004年、東京大学医科学研究所助手。同研究所助教、講師、准教授を経て、2013年より現所属プロジェクトリーダー。2019年より現所属センター長。その他、東京大学医科学研究所客員教授、大阪大学医学系研究科・薬学研究科・歯学研究科・理学研究科招へい教授(連携大学院)、広島大学医歯薬保健学研究科客員教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構客員教授などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きみたけ さん

    図書館予約で3ヶ月待った人気の本。著者は国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センター長の國澤純先生。腸内細菌との良好な共生関係を築き直す方法について、信頼できる研究と科学的に正しいデータに基づいてまとめた一冊。腸内細菌によって、薬が効く・効かない、太りにくい・太りやすい、アレルギーにならない・なる、疲れが取れやすい・取れにくいなど多くのカギを握るという。実践腸と腸内細菌を最大に生かす3つの戦略で、治したい症状やアップしたい機能に応じた乳酸菌を摂取する技に驚きました。

  • たまきら さん

    わかりやすく腸という臓器の重要性を説く一般書です。最近の研究についても多くふれられているので、気づきも多かった。腸内細菌がつくる代謝産物(ポストバイオティクス)が健康に役立っていること。日本人の腸内細菌には炭水化物を分解するものが多いこと。幸せホルモン・セロトニンは多くが腸で作られていること…食品に気を遣っている人は嬉しくなる研究内容です。おしまいに「おすすめの乳酸菌&ビフィズス菌」表があってツボりました。

  • hit4papa さん

    腸活を聞くようになって久しいですが、科学的にはどうなの、は良く分かりません。本書は、そんな素朴な疑問に答えてくれるものです。腸内細菌叢(腸内フローラ)は、多い人で2,000種、平均700〜800種の常在菌が生きているそうです。脳腸相関という語があるように、腸の健康は脳の活動に影響を与えているとのこと。肥満を防止し、肌の状態を保ち、免疫を高め、アレルギーの発症を防ぎ、生活習慣病を予防するには腸内環境を整えるべし!何とメンタルにも関係するのです。本書は、腸活始めよう、という方にはおススメの一冊でしょう。

  • 本詠み人 さん

    「脳腸相関」...腸と脳は互いに影響しあっていることが明らかだが、まだ分かっていないことも多いようだ。うつ病や自閉症などの特定の病気に特徴的な腸内細菌叢があることは分かっている。元々そうした腸内細菌叢だったからその病になったのか、その病になることでそうなったのかは不明だ。だとしても、腸内細菌叢を改善すれば病態も改善するのではないかと、既に国内外で食事療法(※1)や糞便移植が試みられているらしい。様々な病やメンタルにも影響を与える腸内細菌...今後もこの分野から目が離せない。

  • haruka さん

    ヒトという1つの生命体の中に700種類、100兆個もの別の生命体がいるって、よく考えたらすごい。脳腸相関、たしかにお腹がすっきりしていると頭もすっきりしているなーとずっと確かな感覚があった。メンタルを整えたければ腸からもアプローチすることが大事。人間は進化の過程でいろいろな地域に住み過酷な飢えを耐え抜いてきたから、その過程で多種多様な菌が腸に住み着くことになった。その多様性は人間という種を支えている。人間はバランスよく腸内細菌を生かさないといけないのだ。菌にとっても人間は地球みたいなものなんだろうな。

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国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センターセンター長。1996年、大阪大学薬学部卒業。2001年、薬学博士(大阪大学)。米国カリフォルニア大学バークレー校への留学後、2004年、東京大学医科学研究所助手。同研究所助教、講師、准教授を経て、2013年より現所属プロジ

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