蒐集行為としての芸術

四方田犬彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784329004642
ISBN 10 : 432900464X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
416

内容詳細

人はなぜ蒐めるのか。人はなぜ芸術に向かうのか。祭壇から人形まで、写真からアウトサイダー・アートまで、芸術の起源としての蒐集行為を論じた批評エッセイ。中山公男氏との対話なども収録。

【著者紹介】
四方田犬彦 : 1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。韓国の建国大学校に始まり、コロンビア大学、ボローニャ大学、テルアヴィヴ大学などで客員教授・研究員を勤め、現在は明治学院大学文学部芸術学科教授として映画史の教鞭をとる。映像を中心に、文学、音楽、アジア論、都市論、料理、漫画といった広範囲な文化現象に批評の眼を向ける。『映画史への招待』でサントリー学芸賞を、『モロッコ流謫』で伊藤整文学賞を、『翻訳と雑神』『日本のマラーノ文学』で桑原武夫学芸賞を受けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • dilettante_k さん

    映画研究者としても知られる著者が、足かけ20年に亘って書き溜めたエッセー集。蒐集ーこの明瞭に説明できない、だが止むに止まれぬ行為。蒐集家の系譜を旧約のノアやスウィフトから、コーネル、ダーガーといった現代の芸術家、そして著者自身に至るまでを辿り、『蒐集』のうちに想起されるノスタルジア、すなわち対象の永遠の不在への悲しみを見出していく。記憶と忘却の引き裂かれのうちに、到達不可能な「つねに遠のいてゆく風景」(吉田一穂)を透かし見んとする企て。その恩寵の瞬間を契機に、蒐集物はそれこそ「聖遺物」となるのだろう。

  • カツェ さん

    「蒐集」をテーマに編集者が生真面目に原稿を集めすぎた。表紙も本気すぎ。つまみ読んでちょうどいいくらい。

  • kozawa さん

    四方田節。突っ込みどころがあってもどこまでも四方田節。好きだから読んでおく。中山公男、大野一雄、四谷シモン、寺山修司、石内都・・・言及は多岐にわたり書ききれない(目次をみて!)。大衆小説・挿絵・漫画あたりの関連する話題の連続もまた興味深い視点ではあった

  • やまかわ さん

    中山公男との対話が良かった

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