いい人ランキング

吉野万理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784751528617
ISBN 10 : 4751528610
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
追加情報
:
254p;20

内容詳細

人の悪口を言わないし、掃除はサボらないし、「宿題を見せて」と頼まれたら、気前よく見せる人。「いい人」と呼ばれるのは、いいことだと思っていたけれど、実は…?巧妙に仕掛けられた罠。それが、悪意の連鎖を引き起こし、2年1組の空気を変えていく。なす術もなく立ちつくす木佐貫桃は、妹の鞠が「師匠」とあがめる尾島圭機に助けを求めるが…。

【著者紹介】
吉野万理子 : 神奈川県出身。上智大学文学部卒業。新聞社、出版社で編集業務に携わった後、2002年、『葬式新聞』で、日本テレビシナリオ登龍門優秀賞受賞、脚本家としてデビュー。2004年『仔犬のワルツ』の脚本執筆。2005年『秋の大三角』で第一回新潮エンターテインメント新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chimako さん

    人が言うことを全く疑いもせず鵜呑みにして、空気が読めず似たような経験がある。とにかくボーッと毎日を過ごしていた中学時代。時が経てば「そうだったのか」と思いあたることもある。大人になったら何でもないことが子どもには堪える。子どもの頃には気付かなかったことに今更ながら「ごめんなさい」と心のなかで謝ることもある。一筋縄では行かないし、いつもいい人でも居られない。当たり前。わざと人を傷つけるようなことはしたくない。女子にとって中学時代はまさに修行の時代。桃の鈍感さに少しイラッとした読書だった。結果オーライだね。

  • takaC さん

    いじめって線引きが難しい。

  • えりこんぐ さん

    尾島くんがいい人キャラじゃないというのが、逆にいい! 誰でも一面だけでは出来てない。桃ちゃんには黒い部分をもう少し身につけていってほしい。それにしても、仲良しの友亜も態度が変わってしまうのね。。そして何事もなかったかのように戻るのね。。

  • itica さん

    中2の桃、桃の妹の鞠、鞠の師匠(先輩)の圭機。「いい人コンテスト」でクラスで1位になった彼女たち。1位になって戸惑いながらも素直に喜ぶ桃だが、何故か微妙にクラスでの扱いが違ってくる。いい人ランキングなんて欺瞞的で凄く嫌な感じ。人間は誰でも良い所も悪い部分も持っている生き物だよね。「いい人」なんて言う曖昧な表現に踊らされるなんて嫌だけど、それが計画された事だとしたら恐ろしい。今の中学生のクラスってこんな感じなのだとしたら、いじめのターゲットにならないよう色々頭を巡らせないと大変そう。

  • りんご さん

    今日職場に持っていく本を忘れちゃった!そんな時には電子図書館よ!すごいねーすぐ借りて読み出せるねー。で一気に読んじゃいました。中学生のいじめの話。声の大きいやつが「あいつウザくない?」って言ったらゲームスタート、みたいなのね。嫌だなあ、ほんと嫌だ。主人公女子がクラスで「いい人ランキング1位」にされてパシリにされたりなんやかんや。んで飽きたら声の大きいやつが逆にハブられる。順繰りっす。嫌な思い出はいつまで経っても嫌のままだ。しれっと無視してしれっと戻ったきた女友達だってわしゃ許さんぞ?

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吉野万理子

作家、脚本家。2005年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞、『劇団6年2組』で第29回、『ひみつの校庭』で第32回うつのみやこども賞、脚本ではラジオドラマ『73年前の紙風船』で第73回文化庁芸術祭優秀賞を受賞

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