天皇財閥 皇室による経済支配の構造

吉田祐二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784054048775
ISBN 10 : 4054048773
フォーマット
発行年月
2011年03月
日本
追加情報
:
304

内容詳細

明治維新以降、大財閥として日本経済を支配してきた天皇家。戦後全ての財閥が解体される中、天皇家だけは形を変え、今も日本経済を支配している。日銀の大株主・皇室による経済支配から日本の経済構造の真相に迫る。

【著者紹介】
吉田祐二 : 1974年生まれ。千葉大学大学院修士課程中退。出版社勤務などを経て2001年から4年間ヨーロッパ(オランダ)に企業駐在員として赴任。現在も輸出機器メーカーに勤務しながら、政治・経済に関する研究、論文の執筆を行っている。貨幣経済理論および政治思想、近代企業経営史などを研究のテーマとする。SNSI(副島国家戦略研究所)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • cronoq さん

    日本の近代史を、企業分析の手法で読み解く、が本書のテーマ。皇室に焦点を当て、戦前戦後を通して皇室が日本経済に及ぼしてきた影響を論じている。日本銀行、横浜正金銀行、日本郵船、北海道炭鉱鉄道、台湾銀行、南満州鉄道、東洋拓殖、等々、これら企業の株式を、敗戦時の皇室は所有していたとのこと。そして、これらの企業が具体的に日本経済・植民地経済の中で果たしていた役割についても詳述されている。「天皇財閥」という聞き慣れない言葉から、トンデモ本を覚悟して読んだが、予想以上の良書だった。

  • Rieko さん

    明治維新以降、天皇家(宮内庁が実質的に財産管理)が三井三菱をはるかにしのぐ大財閥でした。そしてその天皇財閥の文化や仕組みは現代にも続いているという話。明治維新以降の歴史が経営学や金融史という面から読み解かれ、とても面白く推理小説を読んでいるような感じです。第五章の「現代に生き続ける天皇財閥」を最初に読むと一層面白く感じます。

  • yyhhyy さん

    宮内庁がお金を出した国策会社を中心に戦中の政治の流れを追う本。経営や経済的な視点ではなくタイトルから想像したのとは違う内容だったが勉強にはなった。ところどころ著者の想いが語られるので(太平洋戦争はアメリカの陰謀で仕方ないという論調など)読む人は選びそう

  • zero さん

  • Toshiyuki Ochiai さん

    維新後から現在までの天皇のポジションと役割を明快に解釈する良書。天皇についての書物を読み持つだけで右だの左だのと煙に巻く人が多い。戦前戦後を通しての天皇と日本の国の本質を正しく知ることは、日々のニュースの意味を正確に把握することにつながる。この著者は若いのにいい本を書きます。

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吉田祐二

1974年生まれ。千葉大学大学院修士課程中退。出版社勤務などを経て、2001年から4年間ヨーロッパ(オランダ)に企業駐在員として赴任。現在も輸出機器メーカーに勤務しながら、政治・経済に関する研究、論文に執筆を行なっている。貨幣経済理論および政治思想、近代企業経営史などを研究テーマとする。SNSI(副

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