青いノート・少年 吉屋信子少女小説集 2

吉屋信子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784892571329
ISBN 10 : 4892571326
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
270p;19

内容詳細

戦死した兄が遺した一冊のノート―戦後に生まれた二つの物語。

【著者紹介】
吉屋信子 : 1896年、新潟市生まれ。栃木高等女学校に在学中から少女雑誌に投稿。1916年から『少女画報』に連載された「花物語」が女学生の圧倒的な支持を得、ベストセラーになる。1919年、長篇小説「地の果まで」が大阪朝日新聞の懸賞で一等に当選。1936年から新聞連載された「良人の貞操」が好評を博す。少女小説、純文学、歴史小説、随筆と幅広く執筆活動をおこなう。1952年「鬼火」で女流文学賞、1967年に菊池寛賞を受賞。1973年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぶるこ さん

    「青いノート」は激動の世の中で、辛い境遇にある少女たちの優しさや健気さがとてもしみじみと感じられ、胸が温まります。「少年」はまた違ったテイストでした。再婚して一人東京へ行ってしまう母親と田舎に祖父母の家に残った娘のお話。父親が連れてきた哀れな異母兄弟を世話することで愛することを知り、成長していく娘の姿が描かれています。いずれ嫁いでよその家に行く女の子には、男の子のような勉強したり社会で活躍するような希望がないのか?といった疑問が投げかけられていて、当時これを読んだ女の子たちはどう思ったのか気になりました。

  • ひとみ さん

    父が公職追放にあった為にそれまで住んでいた屋敷から隣の小さな家に居を移した娘が軍医として出征し戦死した兄の遺品のノートに、引き揚げ邦人の同級生のことや日々のことを書き留めたという手記の形をとった「青いノート」と、分け合って離れて暮らすことになった母への手紙やノートに省みられない子になっていた異父弟のことや内省を記した体裁の「少年」の二編収録。どちらも戦後間もない頃の混乱した世相が背景にあって、新しい世の中への希望も語られているが、時代に翻弄され失われたものへ寄り添うような哀しさを強く感じた。

  • zikisuzuki さん

    美しい心は美しい言葉の中にありました。

  • きゃべつ さん

    これは…中学生が読む本でしたか?ハハハハ

  • とと さん

    最近心が死んでいるのか、感想をどう書けば良いのか全然わからない。ただ、何を思うでもなく読む小説は、けれども私の内側に染み入るように、小さくて清いしずくを。。。。 時代は変わっても、何かが変わらぬ少女の心が私に安心のようなものをもたらし、尊さのようなものを感じさせてくれました。等身大の少女の告白がすごく共感できるようで『少年』も良かったですが、やっぱり友情ものである『青いノート』はすごく好きな雰囲気でした。

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人物・団体紹介

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吉屋信子

1896年新潟市生まれ。10代から20代にかけて発表した『花物語』が「女学生のバイブル」と呼ばれるほどの大ベストセラーとなる。流行作家として人気を博した。1952年「鬼火」で女流文学者賞、67年菊池寛賞受賞。73年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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