逆転無罪の事実認定

原田國男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784326402762
ISBN 10 : 4326402768
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p 21cm(A5)

内容詳細

調布駅南口事件、西武新宿線の痴漢事件、巨乳タレント事件など著名な逆転無罪判決を言い渡してきた著者。自身の携わった事件とその経験から、刑事裁判と事実認定を具体的に伝える。収録した20事件中13件が初紹介。裁判員裁判が始まり、だれもが人を裁く時代になった。有罪率99%といわれる日本の刑事裁判にこそ必要な1冊である。

目次 : 1 刑事裁判へのメッセージ(えん罪を防ぐ審理のあり方―第1審の手続にそって/ 控訴審における審理のあり方―事後審でえん罪を防ぐには/ 刑事裁判の魅力)/ 2 逆転無罪の事実認定(偽証発覚事件(平成20年6月11日)/ 携帯電話決め手事件(平成18年10月25日/平成19年6月25日)/ ソープ嬢覚せい剤自己使用事件(平成14年7月15日)/ 巨乳被告人事件(平成20年3月3日) ほか)

【著者紹介】
原田國男 : 1945年生まれ。1967年東京大学法学部卒業。博士(法学、慶應義塾大学)。1969年裁判官任官以後、東京地方裁判所、東京高等裁判所、最高裁判所(調査官)等で勤務し、水戸家庭裁判所、同地方裁判所各所長、東京高等裁判所部総括判事を経て、2010年より慶應義塾大学法科大学院客員教授(専任)、弁護士(第一東京弁護士会所属)。検察の在り方検討会議委員(2010〜2011年)、最高検察庁検察運営全般に関する参与会及び最高検察庁監察指導部の参与委嘱(2011年より)等も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サトシ@朝練ファイト さん

    裁判官にも当り外れがあるのはよく知られたこと。著者は裁判官時代に「推定無罪」の原理原則を守っているだけでなく、罪状認否で罪を認めている被告をも自白の任意性を問い質すとは❗なかなか出来ることではありません。判例等は法学部の学生向きかと思います。

  • yoshiki2j さん

    元裁判官による本。 無罪判決の背景には、警察のずさんな捜査がある。見込み捜査の結果、ある心証を抱くと、その方向に向かって証拠固めを行う捜査機関の姿勢には、恐ろしさを感じる。 現在(2017年5月25日)、共謀罪が参議院で審議されようとしているが、大幅な犯罪対象の拡大に伴い捜査機関の操作権限も拡大するのであって、その権限が濫用されないか懸念されるところである。この懸念を国民の代表者たる議員の集う国会で払拭してもらいたいのだが、政権与党である自民党は審議不十分のまま法案を通す意向のようである。

  • こずえ さん

    日本の刑事事件はほとんどが有罪判決で冤罪も数多く生まれているというのはだれしも耳にしたことはあるだろう。では逆転無罪になったのはどういう事実認定をしたかというのをまとめたのが本書。法学徒のみならず多くの人に読んでほしい。他人事ではないかもしれないのだから。

  • ゴルフが好き さん

    恐ろしい・・・。無能判事に裁かれたり、無能警察に捕まったら終わりだ。事実、死刑になった(しかも執行された)方も存在する。司法弱者はどうしたらよいのだろうか・・・。

  • fox さん

    前は読むのに苦労した記憶ですが、近日読み直してみるとすらすらっと事案が頭に入ります。成長したかな。

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