アメリカ現代詩入門 エズラ・パウンドからボブ・ディランまで

原成吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784585291923
ISBN 10 : 458529192X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
原成吉 ,  
追加情報
:
484p;19

内容詳細

アメリカ詩は、それまでの伝統的な西洋の詩とはまったく異なる、独自の発展を遂げてきている。固有の詩形、実験的なラインブレイク、口語や俗語の頻用、漢詩や俳句の詩作法、事物を列挙するカタログ手法など、次々と生み出されるその型破りなスタイルは、文学の世界のみならず、他の芸術分野にも大きな影響を与えてきた。モダニズムの礎を築いたエズラ・パウンドから、ビート・ジェネレーションの先導者アレン・ギンズバーグや、変貌するフェミニスト、アドリエンヌ・リッチ、そして現代最高の吟遊詩人ボブ・ディランまで、アメリカ現代詩を代表する作品を、一篇ずつ、丹念に読み解く。

目次 : 第1世代(エズラ・パウンド―モダニズムの仕掛け人/ ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ―アメリカ土着のモダニズム/ ウォレス・スティーヴンズ―究極の虚構の詩人 ほか)/ 第2世代(チャールズ・オルソン―ポストモダンの長篇詩/ アドリエンヌ・リッチ―時代を変えるフェミニスト詩人/ ロバート・ロウエル―時代と個人の狂気 ほか)/ 第3世代(アレン#ギンズバーグ―国家を糾弾する裸の詩人/ フランク・オハラ―都市生活のエレジー/ ゲーリー・スナイダー―野性のスポークス・パーソン ほか)

【著者紹介】
原成吉 : 1953年、東京都生まれ。アメリカ文学者(アメリカ詩専攻)、獨協大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 燃えつきた棒 さん

    現代詩における歌詞の位置づけに興味があって、手に取った。 特にポール・サイモン の位置づけについて。/ 吟遊詩人達は、死に絶えたのか? 歌詞は、ノーベル文学賞を受賞しなければ、詩として認証されないのか?/ 『唄を忘れたカナリヤは  後ろの山に捨てましょか』 (西條八十「かなりや」)/ むしろ、僕はこの詩のような気分なのだ。/

  • 踊る猫 さん

    重量感はたっぷり。なのに、いい意味でも悪い意味でもヘヴィな書物ではない。ホイットマンから始まり、日本では知られていないマイナーな詩人もカミングスやエリオット、ギンズバーグやスナイダーやディランなどと交えながら、軽快にアメリカの詩を横断していく。政治にさほど触れられず、ポップカルチャーへの目配せも禁欲され、あくまで詩の変遷だけにギュッと的を絞って整理された書物なのでそれをどう捉えるか、賛否は割れるのではないか。私はいい本だと思った。アメリカ文学を学びたい人には、フェアな視点の教科書として読めるのではないかと

  • Copper Kettle さん

    当然ボブ・ディランが主な目的で手に取ったのですが、いわゆるアメリカ現代詩を代表する詩人16人について、彼ら/彼女らの生涯とその代表的な詩を紹介及び解説をしてくれているので、まさに「入門」書として楽しめる。筆者本人が言うように本書はあくまでも「トレイル・ガイド」なので、ここから気になった詩人を見つけていけば良い。やっぱり自分はアレン・ギンズバーグと、T. S. エリオットが好きかなあ。でも詩は書かれた言語で読まないと、翻訳者のイメージに囚われちゃうね、英語で読むのは難しいけど、等と思ったりして。

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