続・こうなる新福祉政策 「ゴールドプラン21」「少子化対策推進基本方針」「新エンゼルプラン」の要点解説

本年は、２０世紀最後の年であり、厚生行政にとっても、介護保険法の施行、年金制度の改革など、大きな転換の年となります。まず、「ゴールドプラン２１」は、明るく活力ある高齢社会を実現するため、「活力ある高齢者像の構築」、「高齢者の尊厳の確保と自立支援」、「支え合う地域社会の形成」及び「利用者から信頼される介護サービスの確立」の４つの基本的な目標を掲げ、その実現に向けて施策を展開することとしています。また、「少子化対策推進基本方針」は、政府が中長期的に進めるべき総合的な少子化対策の指針として、「新エンゼルプラン」は、「少子化対策推進基本方針」に基づく重点施策の具体的実施計画として位置付けられています。今後の我が国の社会保障の在り方を考えるに当たっては、相互に密接に関連する高齢者保健福祉施策や少子化対策などを一体的に把握する必要があります。本書は、上記の計画や指針の全容を一冊で紹介する数少ない参考資料です。

目次 : 第１章　ゴールドプラン２１（プランの基本方向/ 今後取り組むべき具体的施策　ほか）/ 第２章　少子化対策推進基本方針（目的及び基本的考え方/ 基本的な施策　ほか）/ 第３章　新エンゼルプラン（策定の趣旨/ 施策の目標）/ 付録（介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針/ 少子化社会対策基本法案）