日本文化のかくれた形 岩波現代文庫

加藤周一他

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006001285
ISBN 10 : 4006001282
フォーマット
出版社
発行年月
2004年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,180p

内容詳細

日本の社会・文化・思想の深層に内在する「かくれた形」(アーキタイプス)とは何か。「競争的な集団主義」など五つの特徴を分析する加藤氏、能におけるリアリティの表現から文化を論じる木下氏、歴史意識の「古層」を探る自身の歩みを俎上にのせる丸山氏、そして固有の形の模索から普遍的な規範を見出そうとする武田氏。日本文化の「個性」の本質に迫った刺激的な講演会の記録。

目次 : 1 日本社会・文化の基本的特徴/ 2 複式夢幻能をめぐって/ 3 原型・古層・執拗低音―日本思想史方法論についての私の歩み/ 4 フロイト・ユング・思想史―補論

【著者紹介】
加藤周一 : 1919年、東京都生まれ。評論家、作家

木下順二 : 1914年、東京都生まれ。劇作家

丸山真男〔著〕 : 1914‐96年。大阪府生まれ。政治学者、思想史家

武田清子 : 1917年、兵庫県生まれ。近代日本思想史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あきあかね さん

     日本文化の「かくれた形」(アーキタイプス)について、丸山真男や加藤周一、木下順二が多様な切り口から迫る。 加藤氏は、競争的な集団主義、現実主義、現在主義、形式主義、閉鎖的態度という5つの特徴を挙げる。丸山氏は、世界文化から遠すぎず近すぎない距離感から生じた、外来文化への敏感さと、「日本的なもの」の執拗な維持という二重性を指摘する。ある国の文化全体に通底する特性を切り出す対局的な視点が興味深かった。⇒

  • ceskepivo さん

    (加藤)日本側では、敗れても、勝っても、何をやっても、責任は集団全体にあって、個人にはない。(木下)本当にワキというのは実在性を保証する非常に重要な役なのです。

  • ЯeoN_Hoff さん

    高校までの学習の意味、それがこの中に散らばっている

  • 瀟八 さん

    「つまり自分にしかない真実、人が見ればばかばかしいと思うかもしれないが、自分だけには確実にそう感じられる真実というものを人にもわかってもらうようにするということが芸術におけるリアリティというものでしょう。」

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