記憶 脳は「忘れる」ほど幸福になれる!

前野隆司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784828414836
ISBN 10 : 4828414835
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
19cm,239p

内容詳細

もはや忘却を恐れる必要はない。ロボティクスを専門とする著者が、「記憶力は悪いほどいい」「記憶力が年齢とともに衰えていくことは、喜ぶべきことなんだ」ということを、論理的に説明するユニークな書。

【著者紹介】
前野隆司 : 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。博士(工学)。1962年山口生まれ。1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。超音波モータや精密機械の研究開発に従事。1995年慶應義塾大学専任講師、同大学助教授を経て2006年より同大学教授。1990〜1992年カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、2001年ハーバード大学訪問教員。現在、ヒューマンシステムデザイン研究室において、システムデザイン方法論(システムアーキテクティング方法論、教育方法論、科学技術倫理)、科学技術システムデザイン(触覚システム・ヒューマンマシンシステムデザイン)、人間社会システムデザイン(システム幸福学、環境共生・安全システムデザイン)などの研究に従事。日本機械学会賞(論文)、日本ロボット学会論文賞、日本バーチャルリアリティー学会論文賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シルク さん

    ちょっと変わった感じのする本。「こどものときから、人一倍、記憶力には自信がなかったYo!」という筆者。「大人になってからも、一度来たことあるレストランに二度目来ても、前来たことあるらしいと妻は言うが、どうしても思い出せなかったんだYo!」と。で、そんな筆者、「としを取って、記憶が曖昧になっていくことをひとは恐れるけど、別に恐れることも無い。なぜなら…」と語る。この本を登録するために検索したら、この筆者の本で幸福学なるものの本が出てきた。科学から語り始めて、忘却と記憶と、幸せとの関連を考察する。そんな本。

  • サラダ さん

    記憶は新しい環境に適応するためにあり、記憶力に頼らなくてもやっていけるだけの知恵があれば、記憶力はいらなくなるとのことです。記憶力が悪いことに劣等感を持っていた私には励みになった本でした。感情は記憶にメリハリをつけて、記憶を強固にするために存在するという考えも面白かったです。

  • naoriku6th さん

    筆者の主観的な見解がやや気になるが、記憶との付き合い方について参考になった。後半はむしろ自己啓発書のようだ。 まだ筆者のような境地には至っていないが、記憶に固執することなく、幸福な人生を歩んでいきたい。

  • KTakahashi さん

    前に読んだ『脳は記憶を消したがる』の元本だった。

  • tanukiarslonga さん

    フィードバック制御とフィードフォワード制御を記憶と学習の説明に用いているくだりで紹介されるバウンドヒット法というテニスの上達法が面白かった。あと意識とはエピソード記憶を可能にするための機能に他ならないというところ。

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