2度のがんにも!不死身の人文学 超病の倫理学から、伴病の宗教学をめぐって

前田益尚

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784771037717
ISBN 10 : 477103771X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
220p;19

内容詳細

咽頭がんの宣告から15年を経て、新たに歯肉がんの宣告…。2度のがんになりながら、「授業継続」の“信念”と“執念”で天職を全うしようとする著者。2度目のがんとの闘いは“信念”“執念”に加え、自分の意志ではどうにもできない状況に“祈念”や“想念”を取り入れた、より進化したものへ!

目次 : 1 2度のがんで、超病の倫理学―15年前の享楽に基づく入院生活は、独り善がりだったのかもしれません(楽天的な闘病論から、進歩した超病のための倫理学序説/ 入院中も、教育者であり続ける!“信念”の倫理的な意義と“執念”の効用/ 教科書には載っていない!プロ患者(lay expert)による徳を積む創意工夫/ 一旦!おわりに―誰も、再発するなど考えない)/ 2 再発したら、伴病の宗教学―自身で工夫する余地が無くなったら、何かに縋る著者も人の子(“ゴッドハンド”に代わり、“女神”の降臨―進行するがんには、迎え撃つ化学療法も/ 伴病の宗教学へ/ メディア論者の宗教学序説/ そして、祈念の)/ 3 果ては、不死身になれる文学へ―少なくとも、書物の中で、著者は消えません(さらに、難病は“想念”の文学へ/ ポスト・アルコホリズムが教えてくれた“想念”の世界観)

【著者紹介】
前田益尚 : 臨床社会学者。近畿大学文芸学部教授。近畿大学大学院総合文化研究科教授。1964年生まれ。滋賀県大津市出身。滋賀県立膳所高校卒。法政大学社会学部卒。成城大学大学院文学研究科コミュニケーション学専攻博士後期課程単位取得退学(文学修士)。専門領域、時事問題を解決するためのメディア研究。所属学会:日本社会学会、関西社会学会、関東社会学会、日本メディア学会、(財)情報通信学会、日本社会心理学会、日本アルコール関連問題学会、関西アルコール関連問題学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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