人工知能は私たちを滅ぼすのか 計算機が神になる100年の物語

児玉哲彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478068090
ISBN 10 : 4478068097
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
327p;19

内容詳細

AIはどこから来て、何を変えるのか? ITの専門家がコンピューターの進化論から、この先必ず訪れる驚愕の世界を描く。福岡伸一氏推薦!「2045年、人工知能の発達は人間の手を離れ、独自の進化段階に入る。以降、人間はあらゆる問題から解放される。あなたは本書の最終章を受け入れられるだろうか?」

【著者紹介】
児玉哲彦 : 1980年、東京に生まれる。父親のMIT留学に伴い、幼少時代をボストンで過ごす。10代からデジタルメディアの開発に取り組む。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにてモバイル/IoTの研究に従事、2010年に博士号(政策・メディア)取得。頓智ドット株式会社にて80万ダウンロード超のモバイル地域情報サービス「tab」の設計、フリービット株式会社にてモバイルキャリア「フリービットモバイル」(現トーンモバイル)のブランディングと製品設計に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はじめさん さん

    2030年、スマホも石器時代の遺物に成り下がった情報化社会。ミッション系大学に通うマリは卒論テーマを「人工知能の歴史」に定めた。行き詰まった時に訪れる教会の神父との会話の中で、電脳の歴史と聖書の類似性に気づいていく小噺を挟みつつ、電脳の発生と変移、そして未来を占う。/ 2045年頃に人間の理性を超えた能力を電脳が得る特異点(シンギュラリティ)が起こり、労働から解放され不老不死に。なんとな。/ 光と闇、0と1、アークやアップル、雲(クラウド)に届かんとするバベルの塔。MMR的な「な、なんだってー?!」の連続

  • プラス3 さん

    コンピュータから人工知能までの歴史を、さらっとおさらい。別の本で読んだことある話ばかりで期待外れ。コンピュータ開発に関しては『チューリングの大聖堂』がオススメ。パソコンにまつわる話はパロアルト研究所に関する著作以外に『ベル研究所の興亡』を挙げておく。シャノンの情報理論やトランジスタを世に送り出し、世界を変えた研究所の話。AIの現状を知るには『AIの衝撃』(講談社現代新書)がよくまとまってて良かった。SFならイチオシはホーガンの『未来の二つの顔』。このAIの誕生の仕方は、十分あり得るシナリオだと思う。

  • ふぇるけん さん

    AIが日常化している2030年の女子大生が卒業研究でAIの生い立ちを調べるという設定で物語が始まる。チューリングからノイマン、スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツあたりまではコンピューターの歴史で、その後に第二次AI時代が 始まっていく。AIが休みなしにどんどんと知識を吸収していく中で、人間とAIはどのような関係を築いていくのか、シンギュラリティはいつごろやってくるのか、個人的には楽しみ。

  • izw さん

    2030年、A.I.D(アシスタント知能デバイス)を各自が常に利用している時代の大学生が卒論の題材にAIの歴史を取り上げ、様々な角度から調査していくと設定で、A.I.Dに至る技術の歴史が語られている。語られているのも2030年に書かれた卒論の視点かと期待したが、2015年の視点で著者が解説している。聖書の創世記、出エジプト記、ヨハネの黙示録、聖杯を廻るアーサー王と円卓の騎士たちの伝説を比喩的に織り交ぜながら話が進み、AIが神となり最後の審判に向かう、というイメージは楽しめた。

  • UC さん

    積みから読了。学術書感覚で読む気でいましたが、なんとなく空想科学SFを読んだ気分です。今回初めて「シンギュラリティ」という言葉に想いを馳せました。黙示録自体は多くの人物語で取り上げられていますが、人工知能による黙示録の訪れという考えはなんともユニークだと思います。 人工知能の発達によって、人間のあらゆる苦労が省略されるのならば、これは黙示録に記される「人の原罪からの解放」ということに他ならないということでしょうか。 もしそうだとするなら、コレは人にとって“都合が良過ぎる解釈な気もします。

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児玉哲彦

1980年、東京生まれ。10代からデジタルメディアの開発に取り組む。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにてモバイル/IoTの研究に従事、2010年に博士号(政策・メディア)取得。頓智ドット株式会社にて80万ダウンロード超のモバイル地域情報サービス「tab」の設計、フリービット株式会社にてモバイルキャリア

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