日本の闇と怪物たち 黒幕、政商、フィクサー 平凡社新書

佐高信

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582860009
ISBN 10 : 4582860001
フォーマット
出版社
発行年月
2023年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森功 ,  
追加情報
:
216p;18

内容詳細

日本の政財官の裏側で蠢く怪物たち。「カルト宗教」統一教会、「闇の帝王」許永中、国家を動かす「国商」葛西敬之、ロッキード事件で暗躍した児玉誉士夫や小佐野賢治、そして「総利権化」の権化、竹中平蔵…。日本の闇に躍ったキーマンを追い、現代に通じる地下水脈をたどる。歴史の表裏を歪んだ形で結びつける、「闇の領域」に斬りこむ。

目次 : 序章 統一教会と創価学会(渾然一体の統一教会と自民党/ カルトのやり口/ 存在は許されても行動は許されない世襲議員/ 統一教会・創価学会の秘密部隊/ 政界工作とビジネスを駆使するカルト)/ 第1章 「闇社会の帝王」許永中(強面のイメージと人たらしの資質/ 表の世界が養って大きくした存在/ 柳川次郎の影/ 日本の企業文化に脈々と生きる修養団/ 磯田一郎批判と住友銀行の圧力/ 住友銀行東京本店糞尿事件/ 金屏風事件の深層/ 堤清二のもう一つの顔/ 住銀融資第三部の闇/ 高野山に出家した住銀マン/ 正義を振りかざすだけでは闇は抉れない)/ 第2章 国家を支配する「フィクサー」葛西敬之(国鉄改革三人組/ 国鉄分割は瀬島龍三の発想/ 経産省の次官人事に介入/ 陰謀をめぐらす策略家/ 日本の会社は憲法の番外地/ メディア支配を志向する政治/ メディア戦略のパイオニア/ 葛西のリニア計画は東芝救済策/ 東芝の「扇会」と「日立消防隊」/ 公を利権にしていく/ リニア計画は誰が得するのか/ 国鉄の赤字を膨らませたのは政治家/ インフラ輸出の仕切り役/ 政商としてのスケー)/ 第3章 中曽根康弘と田中角栄の宿縁(中曽根康弘との出会い/ 知られざる存在、荒井三ノ進/ 渡邊恒雄の人心掌術/ 城山三郎と中曽根康弘/ 瀬島龍三の人物/ 佐藤正忠の暗曜/ ロッキード事件の本質/ リクルート事件と文教族/ 芸者にモテなかった中曽根/ 自由主義路線を始めた中曽根)/ 第4章 竹中平蔵と「総利権化」の構造(宮内義彦という存在/ 「問題なのはNHKならぬMHK」/ 蟻の一穴からすべてが崩れるというフィクサーたちの恐れ/ 竹中、菅、麻生の関係性/ ベンチャーという「虚業」/ 維新と安倍・菅の関係を取り持った竹中/ 何でも自由化という悪夢)

【著者紹介】
佐高信 : 1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。評論家。高校教師、経済誌編集長を経て執筆活動に入る

森功 : 1961年福岡県生まれ。岡山大学文学部卒業。伊勢新聞社、テーミス社、『週刊新潮』編集部などを経て、フリーランスのノンフィクション作家となる。『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    この二人の対談だから悪口雑言が飛び交うことは想定済だが、ここまでいくと読んでいて不快になってくる。統一教会/創価学会/許永中/葛西敬之/中曽根康弘/田中角栄/竹中平蔵各氏をテーマとして、彼らの所業を徹底的に悪しざまに誹謗する内容。しかも、対象人物を敬称なしに呼び捨てにするような尊大な姿勢に、「一体何様のつもりか」と著者二人に問いたくなる。確かに、新自由主義的な社会風潮を主導した人たちへの憤りに共感を覚える部分はあるが、自分と考えが違うからと言って、人の尊厳を冒すような口調で語る態度を、私は快しとしない。

  • confusion_regret_temptation さん

    ただの悪口に思える部分が無いこともないが、この方たちだからこそのリアルな人物評が読めた。それぞれの闇はもっともっと深いのだろうけど、わかり易く説明してくれました。

  • Isamash さん

    2023年6月出版の佐高信と森功の対談書。許永中、葛西敬之、中曽根康弘、田中角栄、渡邉恒雄、瀬島龍三、宮内義彦、竹中平蔵、南部靖之等が取り上げられている。JR東海のドンで安倍首相の後援者代表と認識していた葛西敬之に関して、知らないことが多くて面白かった。国鉄分割民営化の中心人物で、東芝救済目的でリニアを推進し、NHK経営委員会等を通じてのメディア支配も進めていたとか。スケールが大きな陰険な怪物。自著にも書かれていたが、キッシンジャーによる独立外交目指した角栄排除も記載。ヤクザ稼業的な南部等の政商には嫌悪感

  • こも 旧柏バカ一代 さん

    中曽根さんの辺りの当時の空気を知らないから何とも言えないが、、中曽根さんってばロッキードの件で結構やらかしてたんだな、、それなのに?この辺りは100年後とかに公文書が出たら判るかな?知らんけど。

  • くものすけ さん

    綿密な調査に基づき雑誌に発表した内容に対して裁判沙汰にさあれという(時には賠償金額5億円請求された…最終的に訴えは取下げられる)正に命懸のジャーナリスト根性を持たれる御両者、名前は以前からTV出演などで知っていましたが、本を読み始めたのは極最近です。戦後のフィクサー許永中、葛西敬之、瀬島龍三、中曽根康之、竹中平蔵…出るは出るは知らなかった裏話の数々、表舞台だけではわからない裏舞台、非常に興味深く読む事ができました。さてこれらを知った上で我々はどのような行動を摂るべきか、そこも大問題デスね!

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佐高信

評論家。1945年山形県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て執筆活動に入る

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