アメリカ型福祉国家の形成 1935年社会保障法とニューディール

佐藤千登勢

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784904074275
ISBN 10 : 4904074270
フォーマット
出版社
発行年月
2013年06月
日本
追加情報
:
234p;22

内容詳細

1935年、大恐慌で失業者があふれるアメリカで、社会保障法が成立した。伝統的に自助や個人主義が重んじられてきたアメリカで、なぜこの時期に社会保障制度が誕生したのだろうか。またそれは、どのような保障を国民に与えたのだろうか。本書は、フランクリン・D.ローズヴェルト大統領が行ったニューディール政策の一環として制定された社会保障法を様々な角度から検討し、アメリカ型の福祉国家の起源を明らかにする。

目次 : 第1章 1935年社会保障法の制定―経済保障委員会による立案とニューディール/ 第2章 1932年ウィスコンシン州失業補償法とニューディール―ウィスコンシン派の思想とラフォレット知事による州政治を中心に/ 第3章 母親年金から児童扶助へ―1935年社会保障法とジェンダーに関する一考察/ 第4章 エイブラハム・エプスタインと1935年社会保障法の制定―オルターナティブの封じ込めについて/ 第5章 1935年社会保障法と健康保険をめぐる議論―エドガー・サイデンストリッカーとイジドール・S.フォークの構想を中心に/ 第6章 直接救済・社会保険・公的扶助をめぐる相剋―1935年社会保障法のヴァージニア州への導入

【著者紹介】
佐藤千登勢 : 1963年生まれ。1986年一橋大学経済学部卒業。1988年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。1991年一橋大学大学院経済学研究科博士課程中退。1993年デューク大学大学院歴史学部博士課程修了、Ph.D.(歴史学)。現在、筑波大学人文社会系准教授。専門分野はアメリカ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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佐藤千登勢

1963年、新潟県生まれ。一橋大学経済学部卒業。一橋大学大学院経済学研究科博士課程中退、デューク大学大学院歴史学部博士課程修了(Ph.D.)。ハーヴァード大学客員研究員、筑波大学人文社会系准教授を経て、2015年より同教授。著書『軍需産業と女性労働―第二次世界大戦下の日米比較』(彩流社、2003年、

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