まちに病院を! 住民が地域医療をつくる 岩波ブックレット

伊関友伸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784002707891
ISBN 10 : 400270789X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年08月
日本
追加情報
:
72

内容詳細

日本各地で医師不足により地域の医師がいなくなり、経営難から病院が消えている。住民が自治体、医師会などに呼びかけ、「当事者」として地域医療の再生を試みている各地の実践例から、具体的に何ができるかを提言。

【著者紹介】
伊関友伸 : 1961年東京都生まれ。城西大学経営学部マネジメント総合学科准教授。東京都立大学法学部卒、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(行政学)。埼玉県県民総務課、川越土木事務所、出納総務課、大利根町企画財政課長、計画調整課、県立病院課、社会福祉課、精神保健総合センターなどを経て、研究者に。特定非営利活動法人ハンズオン埼玉代表理事。研究テーマは、行政評価、保健・医療・福祉のマネジメント、地域医療、自治体病院の経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 1.3manen さん

    これからの病院は、住民意識と医療福祉体制の変革が必要(13頁図1)。近江商人の三方よしを応用すると、東近江市の場合は、「売り手=医療機関よし、買い手=患者よし、世間=地域よし」(41頁)ということだろうか。個人の孤立、人任せの社会(64頁〜)。滋賀県は図書館充実のようなので、県民になってみたいが? 

  • みぃ姉 さん

    医療崩壊の問題に対して、署名活動などで行政にただ対応を求めるだけでなく、私たち市民一人ひとりが考え方を改め、行動していかなければならないということを考えさせられました。病院を利用する側である私たち一般市民・患者は、決して「お客様」ではないということを、一人ひとりが理解することからスタートしなければならないと思います。

  • Tatsuya Michibata さん

    私が以前から思っていたこと:医療機関の誘致や存続を単に住民が署名活動・要求のみして、後は医療関係者や行政関係者にまかせるだけではいけないのではないか?・・・この本は、住民が「当事者」として地域医療を再生することを呼びかけています。

  • yo yoshimata さん

    「地域医療の再生は、民主主義の再生に連なる」というのは共感。住民の主体性の発揮は、地方自治の本領でもあり、そこに地域医療の再生は希望もあるという全国の事例から学べる。

  • けんとまん1007 さん

    病院とは一体何なのか?ここを突き詰めて考えることが大切。病院に関わる人全てが、当事者であるのだが、その観点の薄い人が多いのがこれまで。しかし、そこを問い直すところから、始めるしかないのだと思う。最近のコスト削減という言葉の使われ方も、間違っていると思うが、そこにも繋がる。本来の意味のコストとは?に繋がる。

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人物・団体紹介

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伊関友伸

城西大学経営学部教授。1987年、埼玉県庁に入庁し、県民部県民総務課、川越土木事務所、出納局出納総務課、大利根町企画財政課(県出向)、総合政策部計画調整課、健康福祉部県立病院課、社会福祉課、県立精神保健総合センターに勤務。2004年に城西大学経営学部准教授に転じ、現在に至る。研究分野は行政学・地方自

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