ソーシャルワーカー 「身近」を革命する人たち ちくま新書

井手英策

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480072474
ISBN 10 : 4480072470
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;18

内容詳細

多くの人が将来不安におびえ、貧しさすらも努力不足と切り捨てられる現代日本。人を雑に扱うことに慣れきったこの社会を、身近なところから少しずつ変革していくのがソーシャルワーカーだ。暮らしの「困りごと」と向き合い、人びとの権利を守る上で、何が問題となっているのか。そもそもソーシャルワークとは何か。未来へ向けてどうすればいいのか。ソーシャルワークの第一人者たちと研究者が結集し、「不安解消への処方箋」を提示した入魂の書!

目次 : 第1章 ソーシャルワーカー―悲惨に立ちむかい、身近な社会を動かす人たち(平成という時代の見えかた/ 40代、50代を直撃した経済の衰退 ほか)/ 第2章 ソーシャルワークの原点とは?―課題を乗り越えるために(「パーソナリティの発達」のために必要なもの/ 「解消」と「解放」の相違点 ほか)/ 第3章 ソーシャルワーカーはなぜひとつになれないのか(分断されたふたつの資格/ 新しい国家資格化の動き ほか)/ 第4章 ソーシャルワーカーはどこに立ち、どこに居場所を作るのか(ソーシャルワーカーはどこにいるのか?/ 履きちがえられた「目的」 ほか)/ 最終章 ソーシャルワーカーが歴史をつくる(歴史の潮目/ 移民政策に転じてもきびしい現実 ほか)

【著者紹介】
井手英策 : 1972年生まれ。現在、慶應義塾大学経済学部教授。財政社会学を専攻

柏木一恵 : 1953年生まれ。76年、浅香山病院医療福祉士相談室に入職。精神保健福祉士。精神保健参与員。現在、日本精神保健福祉士協会会長、堺市自立支援協議会会長を務める

加藤忠相 : 1974年生まれ。2001年、株式会社あおいけを設立し、グループホーム、デイサービス事業を開始。07年より小規模多機能型居宅介護を開始。現在、あおいけあ代表取締役

中島康晴 : 1973年生まれ。NPO法人地域の絆・社会福祉法人地域の空の理事長。日本社会福祉士会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    なぜ社会福祉士と精神保健福祉士が一元化されていないのかという長年の謎がようやく解けた。身体と精神は密接にかかわっているのだから当然一元化すべきだし、それで増える負担をカバーするためには絶対的な人数を増やさなければいけない。そこで求められるのが待遇改善なのだと思う。もう自己責任の時代は終わったのだから、福祉政策を削るという愚かなことはやめてほしい。

  • アキ さん

    これからの福祉の本質はケアである。ケアとは「気にする」ということ。リッチモンドの言う「人びとのエンパワメントと解放」が原点。日本のソーシャルワーカーは社会福祉士・介護福祉士と精神保健福祉士に子ども家庭福祉士の創設で細分化しており、横の連携が見られない。今後の日本を考えると人を中心にした福祉が重要で、そのためにソーシャルワーカーの果たす役割は大きいが、プラットフォームの世紀である21世紀に社会の役割の中心になることを目指すというのはまだ先の話しと思われる。この本の主張は理想的だが、前のめりになり過ぎる感あり

  • けんとまん1007 さん

    ソーシャルワーカーという言葉は知っていても、その内容までは知らないまま。漠然としたイメージを持っているだけだったが、今回、この本を手にとってみて、少しはわかるようになったと思う。書かれていることの意味の理解度が、全然、追いつかないからだ。それでも、現状と課題となることが、おぼろげながらわかってきった。国の相変わらずの縦割りの弊害が色濃くでている。一人の人は、そんなにきれいに分けることができない。生きるということは、いろいろな場に繋がっているし、状態も変わり続けるのに。

  • Hammer.w さん

    ソーシャルワーカーの解説書ではなく、本来あるべき姿勢がアツく書かれています。難しく捉えると肩こりそうです。ソーシャルワークの目的は、「パーソナリティ(人格)の発達」。自立の状況やCARE「気にかける」の説明は分かりやすく、今後に活かしたいです。新書なので、こちらを入口に実践、経験が一番良さそうです。

  • ゆう。 さん

    井手氏の福祉財源論はとても同意できないが、この本はソーシャルワーカーの社会的使命を訴え、そのためにアクションをおそれないワーカーのあり方を問うている。とても大切な問題提起がなされていたと思う。

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