21世紀 仏教への旅 インド編 上

五木寛之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062802017
ISBN 10 : 4062802015
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
追加情報
:
20cm,222p 図版16p

内容詳細

よく生き、よく死ぬために…。2500年前、自由を求めて未知の世界を切り開いたブッダ。その生涯最後の400kmの足跡を辿り、思いを綴るエッセイ。2007年にNHKが放映するシリーズに連動する企画。

【著者紹介】
五木寛之 : 1932年9月福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮に渡り47年にピョンヤンより引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどをへて66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都の竜谷大学に学び、のち文壇に復帰。『日本人のこころ』(全6巻)などにより第50回菊池寛賞を受賞、英文版『TARIKI』はアメリカで2002年のブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれ、さらに2004年、第38回仏教伝道文化賞を授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Riopapa さん

    仏教の教えそのものについての記述は少ないが、仏教が生まれたインドという社会を知るにはいい本だった。人間が人間らしく生きている感じがする。ガンジス川の写真の美しさに驚いた。

  • 乱読家 護る会支持! さん

    35歳で悟りを開いたブッダは、その悟りの意味を80歳まで語り続けたという。それらは、仏教の経典の中に収められているが、本当のブッダの悟りとは、当時の社会の問題点に気づいたことではないだろうか? だとしたら、今の日本にブッダが現れたならば、どんな悟りを得るのだろうか? GHQが日本社会に残した、さまざまな呪い(武力を持ってはいけない、戦ってはいけない、天皇家は滅びてもよい、国債を発行してはいけない等)からの解放を解かれるのかもしれない。。。

  • saga さん

    最近ブッダに興味を持ち始め手に取りました。 内容はブッダが最後に旅したルートを辿った内容。ブッダのことはもちろん、今のインドの様子も知ることが出来ました。 下巻も楽しみ。

  • カツドン支持者 さん

    80歳のブッダ最後の旅路を70代半ばの五木寛之がゆく。 インド人のいい加減さに時には呆れ、時にはインドの悠久の歴史に圧倒され感動しながらも旅する五木さんが微笑ましい。精舎が都市の付近にあった事を見て、俗にありて俗に馴染まずというブッダの姿勢に、親鸞蓮如に通底するものを感じる五木さん。未だに乞食が沢山おり、強烈な差別が存在するインド。身分貧富の別なく誰にも優しく穏やかに接することで、そんな社会は間違いだと静かに主張する暴力無き革命家としてのブッダの側面に触れ、さらに尊敬を深める五木さん。下巻に続く…

  • すうさん さん

    五木寛之の「仏教への旅」シリーズ。まずはインド編。仏教の生誕地であるインド。ブッダの生誕地、悟りを開いた地、初めて説法をした地、そうして亡くなった地を旅するもの。勘違いするのはブッタが生きていた時には、まだ仏教は無く、彼の説く哲学があっただけで、それの本質は厳しい身分制度を超えて人に慈悲を説き、また「苦」ばかりの人生をどのようにして生きるべきかを説いた。それと上巻では、インドの原風景、農業の国の姿が描かれている。とくに巻末ことに出てくるインダス川の持つ魅力についての描写は素晴らしいと思った。下巻が楽しみ。

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人物・団体紹介

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五木寛之

1932(昭和7)年福岡県生まれ。作家。早稲田大学露文科中退後、編集者などを経て『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門 筑豊篇』他で吉川英治文学賞、『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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