父・金正日と私金正男独占告白 文春文庫

五味洋治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167907198
ISBN 10 : 4167907194
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
259p;16

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読書メーターレビュー

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  • 澤水月 さん

    正恩と面識なし!聡明開化気質が危険と父に疎まれ腹違い三男が継ぎ外国に拠点、外地で暗殺…改めてここは実質王朝なのだと実感。ネズミー国騒動以来「暗愚だから後継できず」と勝手に思っていたが真逆で自分の無知に恥じ入る。多国籍語をこなし自国の矛盾つき改革路線を父に進言、三世代世襲を反対表明し運命変わる。毎日日本の震災と原発事故を案じ余震震度まで詳しい…避難者いじめする日本人に爪垢、この5年後の運命を予感するような言葉の数々が辛く刊行した著者の気持ちも察するに痛ましいばかり。美点ばかりでなく刺青や女性の件も明け透け…

  • きょちょ さん

    金正男はかなりリベラルな考え方をしていたようで、父正日に中国の改革・開放路線を真似るよう直言したようだ。これが正日に警戒された。このリベラルな考えは、留学によるものらしく、他の子供たちは留学期間を短くされた。そして正男のいろいろな発言は、正恩にも警戒された。正男は三代世襲に反対し、自分も当然後を継ぐ意思はなかった。それは思想的にもだろうが、一番は保身や自己の利益しか考えてない高官とともに国を運営する気が無かったからだ。正男と正恩は一面識もないそうだ。暗殺されたのは御気の毒としか言いようがない。 ★★★

  • C-biscuit さん

    図書館の新刊コーナーで借りる。実際は、文庫化されたので、内容は数年前のものになるが、文庫のためのまえがきで最近の出来事が補強されている。内容は、著者が金正男氏に名刺を渡し、メール交換が始まったあたりからインタビューをしたところが綴られている。基本的にはメールのやり取りが事細かにそのままの様子で載せられているため、金正男氏の人柄などを知ることができる。ここ数年は北朝鮮がその通りの動きになっており、発言の信憑性なども高いと感じる。記者らしい質問をうまくかわしていく金正男氏のやり取りが印象に残る本である。

  • anken99 さん

    金正男との150通にも及ぶメール交換、そして二度の単独インタビューが収載された話題作。ようやく読んだ次第だが、正男氏の不審死が、かえすがえすも残念。リベラルな思想とユニークな人柄は、北を変えるに唯一無二の存在だったとあらためて痛感。もう少し早く読んでおくべきだった。

  • makimakimasa さん

    正男ファンとして必読の書だが(というか書籍という体裁では唯一の情報源)、出版時のセンセーショナルな売り方や装丁にやや不誠実な趣向を感じてしまい、読むタイミングを失ったままだった。今回の事件を機に図書館で借りたのは、4ヶ月前に出たばかりの文庫本。内容は正男氏の人となりを伺える貴重な資料ではある。北朝鮮要人としての生活や、ロイヤルファミリーの内実が垣間見える。単行本を出した時の経緯から、著者はその後、正男氏から連絡を拒否されていた。ジャーナリストの功名心を否定はしないが、本書が正男暗殺に繋がった可能性は高い。

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人物・団体紹介

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五味洋治

国際ジャーナリスト。1958年長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、東京新聞(中日新聞社東京本社)に入社。川崎支局、政治部などを経て、韓国・延世大学校に語学留学。その後ソウル支局、中国総局の勤務を経て、米ジョージタウン大学にフルブライト留学をする。現在、東京新聞論説委員。専修大学非常勤講師(本デ

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