新版　救急活動と法律問題 救急紛争を防ぐための事例研究　救急隊員必携 上巻

救急隊員の素朴な法的疑問がモチーフの解説書。救急に関する諸制度の発展に伴い、最新の問題を網羅。事例をもとに考える形式で、救急隊員の悩みに対する法的解決の手掛かりを提示する。

目次 : １　序論（救急隊員が法律を学ぶ意義と予備知識/ 救急業務の法的性質の検討/ 救急業務に対する国家賠償法の適用）/ ２　救急現場活動（救急現場における屋内進入事例/ 傷病者の所持品拾集管理事例/ 犯罪に係る救急事故現場保存事例/ 酩酊傷病者による救急隊員の負傷事例/ 救急隊員に対する公務執行妨害事例）/ ３　救急通報と搬送（１１９番救急通報者への心肺蘇生法口頭指導事例/ １１９番救急通報受信の注意義務事例/ 救急搬送先の病院選定事例/ 救急隊員の行うトリアージ事例/ 救急出動途上の新たな救急事案への対応事例）/ ４　搬送拒否と不搬送（傷病者の搬送拒否事例/ 搬送辞退書面作成事例/ 搬送拒否判例研究事例/ 繰り返し要請者の不搬送事例）/ ５　救急隊員の応急措置（救急隊員の応急処置の不作為事例/ 特定行為実施中の医師の具体的指示中断事例/ 医師の具体的指示を受けない特定行為実施事例/ インフォームド・コンセントを経ない救急救命処置事例/ 延命治療の拒否を理由とする搬送拒否事例）/ ６　市民の応急手当（勤務時間外における救急隊員の活動事例/ 普通救命講習受講者の応急手当事例/ 非医療従事者によるＡＥＤ使用の除細動事例）/ 資料　京都市救急事件京都地方裁判所判決/ 資料　佐賀市救急事件佐賀地方裁判所判決/ 資料　佐賀市救急事件福岡高等裁判所判決

丸山富夫

弁護士（昭和５２年登録）。神戸大学法学部卒。神戸学院大学法学部客員教授、神戸市消防局法令研究部顧問（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

プロフィール詳細へ