ナチス・ドイツの優生思想 断種と「安楽死」政策を検証する

中西喜久司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784892598531
ISBN 10 : 4892598534
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
258p;20

内容詳細

目次 : ハーケンクロイツの旗のもとに―嵐の十二年/ ドキュメンタリー/ 聴覚障害者は抵抗する/ 最終的解決―狂気のドイツ/ 強制収容所の文学と芸術/ 精神障害と「安楽死」/ 日本への反響、川本宇之介と藤井東洋男/ 「安楽死」と医学実験/ ドイツ抵抗運動と「安楽死」/ ニュルンベルク裁判/ 追及、犯罪人の戦後史/ ナチスと南米・ネオファシズム/ 自由の天地にあっても/ ドイツの少年少女たちは学ぶ/ エピローグ

【著者紹介】
中西喜久司 : 1936年奈良県天理市に生まれる。1942年小学校入学。その年に脳膜炎にかかり失聴。1948年県立聾学校に入学。1962年同志社大学英文学科を卒業。同年京都府立聾学校勤務。1996年定年退職。1965年財団法人全日本聾唖連盟理事、同連盟機関紙『日本聴力障害新聞』編集長。2002年9月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Aby さん

    著者は,聴覚障害のある教育者.その立場から,ナチス・ドイツの聴覚障碍者が被った断種と「安楽死」政策をたどる.

  • くらーく さん

    聴覚障碍者の著者がナチス・ドイツの行った優生思想政策について書いてあるのだが、ユダヤ人虐殺の前段階の話だね。 考え方としては分かるんだ。障碍者は不幸を生む、生産性が無いという考え方については。一方で、そんな事はないだろう、と思う倫理観もあるし。だから、このような本を読んだのだけど。 人の命がかかった事なので、いろいろと難しい。ただ、優生思想に基づいて、対象外となった人の命を奪うような状況は今後も起きて欲しくないし、そういうところには住みたくないなあ、と。あと、別の意味で安楽死はもう少し読みたいかな。

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