石原豪人 「エロス」と「怪奇」を描いたイラストレーター らんぷの本

中村圭子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309727745
ISBN 10 : 4309727743
フォーマット
出版社
発行年月
2010年08月
日本
追加情報
:
128

内容詳細

力・毒・色気あふれる、50年に及ぶ画業が初めて1冊に。昭和40年代、少年雑誌の「大図解」で大活躍した、伝説のイラストレーター・石原豪人。その中でも特に、彼の「怪」に焦点をあてて紹介する。待望の新装版。

【著者紹介】
中村圭子 : 1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。1984年より現職。現在、弥生美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たろさ さん

    [図書館本]「力・毒・色気あふれる」画家。美男美女、特に女性が妖艶。当時の少年マガジンに掲載されていたとのことだが時代を感じる。絵が上手くてリアルなせいか「家族が極楽でコイになっていた」や「中国怪人(仮題)」はギャグっぽい。石原豪人の「坊ちゃん」の解釈が面白いがどうしてそんなに執着したのか。それにしても読みたくなったきっかけが全く思い出せない。

  • 出世八五郎 さん

    懐かしく感じるのは錯覚かも知れないが、彼のイラストには接した記憶がある。それは何かの特集かも知れないけども、ケイブンシャなどの怪人百科などに使われていたと思う。それもそのはずというか平成10年(1998年)に亡くなるが、直前まで仕事をしていた様子だ。彼の事を北斎のようだ!と評すインタビューがあるが、日本美術の系譜に連なるのかも知れない。挿絵師や絵師に詳しくないが、伊藤彦造の鋭いペンタッチから、更に進化して肉付けされたような絵を描く。昭和29年(1954)から活動を始めた。誰もが一度は見たことあると思う。

  • mari さん

    子供の頃読んだ「こわい話」の挿絵はこの人だったのかー。妖怪ものでも見た記憶がある。とてもリアルで真面目なイラストなんだけど、みょうに心に残る。美しく均整のとれたヌードの数々と醜い化け物の対比が印象深いからかなぁ。人間+化物ってのもガン見してしまう魅力があります。

  • 紫 さん

    20世紀の後半、エロ雑誌だろうがホモ雑誌だろうが児童書だろうがおかまいなく、描かせてもらえるならジャンルを選ばずに描きまくった石原豪人画伯の伝記であります。アントニオ猪木とブラッシーがリングで戦っている次のぺージは宇宙人のイラストだったりするようなこの本。現在三十代より上の世代はきっとどこかで見覚えがあるはず。人面魚、人面犬、人面豚、はたまたピラニアの被り物をした男女が若者に襲いかかっている絵(悪徳商法に注意をよびかけているの?)なんかまで同じ画風で描いているんだから、とってもシュール。星5つ。

  • フク さん

    ★★★★☆。天才にして孤高の挿絵画家・石原豪人のその人となりが解る有難い一冊。昭和40年代、少年マガジンの大伴昌二監修のグラビアに接した少年たちの意識下に固く刻まれている、あまりにも怪しく艶かしい挿絵の数々は忘れられない。正に天才と狂気は紙一重を地でいく傑作群に改めて痺れる。

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中村圭子

1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。1984年より弥生美術館学芸員、2022年より同美術館理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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