家族を容れるハコ 家族を超えるハコ

上野千鶴子(社会学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582705089
ISBN 10 : 4582705081
フォーマット
出版社
発行年月
2002年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,260p

内容詳細

「家族」が多様化する現在、従来の標準タイプを現代のニーズに合わせて今こそヴァージョンアップ。建築家たちとの対話を通して「住まい」の再構築を目指した、最もエキサイティングな住居論。

【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年富山県生まれ。社会学。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひろし さん

    住宅不足解消のため考えられた2DK。nLDKに発展したけれど、一方で家族の人数は減少し、著者が言う「おひとりさま」が増えてきた。人数の減少がスペースと使い方のゆとりを生んだため、間取りの良し悪しという議論が不要になってきたのかもしれないと思った。夫婦が別々の寝室で寝るのは家庭内離婚だって、それはちょっと言い過ぎじゃない?

  • 浅香山三郎 さん

    『51C 家族を容れるハコの戦後と現在』(平凡社)からの流れで読む。家族の変容といふ現実を前に、近代家族をハコとして規定してきた住居(建築)と建築家の功罪を問ふ。一般に建築家が作つた建物は実用的には「使へない」ものが多いのだが、だうしてさうなつてしまふのかといふ検証を、保田窪団地の建築家山本理顕氏相手にズバリやつてしまふのがいかにも上野千鶴子らしい。

  • emi さん

    建築で社会学を考えるのは面白い。確かに、社会生活や家族を取り巻く環境、在り方が変化しているにも関わらず、住居形態にはほぼ変化がない。著者の強い考えのため、対談相手により話が飛躍的であったり、議論が中途半端な感はしなくはない。テキストだけ見ているとけんか腰のようにも感じたり、対談相手が距離を取っている感覚はするのだが、ある意味ではこのような対談が発生したのは著者ならではのような気もするので、アリと言えばアリ。その割にカタカナ語が多く読みづらさを生んでいるのだが、もっと建築家の専門的な意見は聞いてみたい。

  • SQT さん

    集合住宅で、コモンスペースがその内部にあるって中国の伝統的な形であるような…。そこまで革新的な試みとは思わない。n+1DKモデルには空間的な制約があるのでは。家族が空間の規範(夫婦の寝室はひとつ、とか)を内面化してしまっているというのは、正確には空間の規範のオルタナティブなんて想像もつかないということだと思う。nLDKというモデルを今まで当然のものと思っていたけど、(高層の)集合住宅という発想自体、確かに新しいのか。集合住宅だと1Fに店舗とか入れているところもあるけど、コモンスペースを作るのは難しそう

  • きくえ さん

    家のつくりでお母さんの部屋がないことは子どもの頃からのすごい謎だった自分にとって、目からうろこのとれた思いです。そうか、家全体が全部自分の部屋で自由にしていいんだ!と。あと、上野先生は日本の主婦は主婦たる仕事をしていない!っていうようなことが書いてあったけど、具体的にどういうところがなんだろう?と専業主婦の自分はそこに注目してしまったり。にしても、自分は自分の部屋欲しいなぁ。家族のスペースは自分にとって自分の部屋じゃぁないんだよなぁ…。

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