大下流国家 「オワコン日本」の現在地

三浦展

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334045678
ISBN 10 : 4334045677
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
320p;18

内容詳細

人口、GDP、賃金、論文数、ジェンダー平等、メディア…あらゆる指標で停滞・衰退を隠せない日本。世界でのプレゼンスが希薄になりつつある今、「普通の人々」は何を求めて毎日を暮らしているのか?最新調査で判明したのは、ささやかな幸福への願望と社会に対する不満の減少、無関心だった。長期にわたった安倍政権に対する評価からも見えてくる「日本の現在地」を徹底分析。

目次 : 第1章 オワコン日本(62%が日本の繁栄はすでに終わっていると思っている/ 消費における格差の定着―資生堂、トヨタ、花王などの変化)/ 第2章 「ニセ中流」の出現と日本の「分断」―デフレに慣れた人々(「平均点」の低下/ 生活満足度・人生観・日本認識)/ 第3章 「強さ」を求める時代―安倍政権8年を誰が支えたのか(属性別に見た安倍政権評価/ 安倍政権評価と階層意識・人生観・日本認識/ 安倍政権評価とメディア・消費)/ 第4章 ユーミンはなぜ泣いたか?―バブル世代下流中年と安倍政権(安倍政権評価と日本認識/ 下流なのに安倍政権評価が高い人々)/ 第5章 さよなら、おじさん―若者はなぜ東京集中・地方移住するか(地方の女性はなぜ東京に集まるのか?/ 移住希望者と非・希望者の意識の違い)/ あとがき

【著者紹介】
三浦展 : 1982年一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。マーケティング情報誌「アクロス」編集室勤務。’86年同誌編集長。’90年三菱総合研究所入社。’99年(株)カルチャースタディーズ研究所設立。消費社会、世代、階層、都市などの研究を踏まえ、時代を予測し、既存の制度を批判し、新しい社会デザインを提案している。この10年の関心事は、シェアを基礎とする社会・コミュニティ、住宅のリノベーション、郊外の再生など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • たま さん

    『下流社会』以来、時々三浦展さんの本を読んでいる。不思議な人たちがいるなと思っていると、三浦さんの調査でその集団が分析されていることがあり面白いのだ。この30年、一人あたりGDPも平均所得も減るばかり、少子化も止まらない。何とかした方がいいんじゃないかと思うが、そういう批判は団塊世代(私は少し下なんですけど)の特徴で、データから見えてくるのは「デフレ中流」の満足感らしい。荷風の引用「元来日本人には理想なく 強きものに従ひ その日その日を気楽に送ることを第一になすなり」が今も昔も変わらない姿と言うことか。

  • 田中峰和 さん

    日本が衰退していることは認めていたが、数値化されては納得せざるを得ない。すでに6割以上の国民が繁栄の時代が終わっていることを認めているが、若年層ほど危機感を感じていない。人口減少が経済成長に悪影響を与えるのは一目瞭然だが、経済が何十年も衰退しても、物価が安定してきたので危機感を感じにくかった。だが、最近の物価高は日本だけでなく世界中を不安に陥れている。ロシアの侵攻を世界で抑えるのが喫緊の課題だ。安倍政権への批判を導く数々のアンケート結果。学歴の低さ、お坊ちゃん気質を指摘するなど、安倍嫌いの著者でした。

  • 紫砂茶壺 さん

    読まなくていい本。タイトル通り日本社会の凋落について書いてると思ったら、ただただアンケート調査を元にした安倍批判とレッテル貼りが繰り返されるだけ。反知性主義だとか虚偽答弁だとか、パヨク界隈の人にはおなじみのフレーズが並んでいて、一般の読者は置いてけぼりなのが300ページに渡って続く。ただ、面白い調査も中にはあって、「憲法で保障された権利を次の中から選んでください」という問いに、1973年から現在に至るまで3〜4割の人が「税金を納める」を選んでいるという点。文章読めないのはいつの時代も一定割合でいる。

  • K.C. さん

    何きっかけか忘れた(たぶん、エコノミストの吉崎達彦さん @tameikekanbei が触れていたか)が、ライトに読了。分析として非常に面白いし、納得できる部分も多々ある。ただ、見所は「あとがき」だと感じた。

  • Masaki Sato さん

    現代の日本には教養がないというまとめ。興味深かったデータ。社会全体がデフレ化してしまい、成長がないことが前提なので、主観だけが中流となって中流が地盤沈下してしまっている。若年の高所得層は自己責任意識が高い。

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人物・団体紹介

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三浦展

1958年生まれ。一橋大学社会学部卒。82年株式会社パルコ入社、『月刊アクロス』編集室勤務、86年編集長。90年より、三菱総合研究所に勤務。99年、カルチャースタディーズ研究所設立。消費社会、都市・郊外、家族、階層などを複合した研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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